子どもたちには、何の苦労もしない人生を。
そう願うのは、おろかだけど親心だと思う。

子どもがチビっこのとき。

”ぼくを探しに”という絵本を読んだ。

自分のかけらを探しにでかけるお話だ。

かけたところがあるから、寄り道ばかり。なかなかまっすぐ進めない。

ある日、やっと自分のかけらを発見。

でも、完全な円になった彼は、ころころ転がって。

道端の花も、ちょうちょが遊んでくれることもなくなったっていう話。

平らで、何の障害もない人生は、果たして子どもたちにとって”いい”のか?

うーん、子どもたち。

あなたたちを信じること、それが私の仕事なんだろう。



あなたたちの前に、壁が立ちふさがりますように。土砂降りにあいますように。

こけて、つまずきますように。

どんなことがあっても、きっと。

涙を拭いて、顔を上げて、立ち上がるでしょう。

あなたという花が、美しく咲くため、泥にまみれたり、雨が降ったりすることは必要なことなんだろう。

それでも、子どもたち。

花はきっと、美しく咲くよ。






ぼくを探しに/シェル・シルヴァスタイン

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