昨日は、小学校6校と中学校間のPTAレクレーション。
フラボール大会でした。
子どもたちのビーチボールやソフトボールでの練習で、
”あきらめるな!最後まで、あきらめるな!”といっている手前、がんばらないわけにはいかず・・・。
がんばりました!全体で5位、2位グループで優勝したのです![]()
その打ち上げで、教頭先生がビールを注ぎにきてくださいました。
お酒が入ったのと、終わってほっとしたのもあり、長男の素行の悪さを愚痴ってしまいました。
教頭先生は、
「彼は飲み込みも早いですよ。まだ本気になるものが見つかっていないだけで、もし
それが見つかれば、グンとのびますよ!彼が涙を流す経験をすれば、また伸びま
す」
彼が涙を流す。
たとえば一生懸命取り組んだサッカーの試合で負けて泣くとか?
・・・男泣きでもっとも印象深い逸話を思い出した。
大好きな良寛和尚さんの逸話。
たしかこんな話だった。
良寛さんに由之という弟がありその子に馬之助という放蕩者の息子がありました。
あるとき由之が息子の放蕩に困り、良寛さんに説教を依頼しました。良寛さんはその依頼を受けて、久しぶりに故郷の由之の家に滞在されていました。
しかし、二日たっても三日たっても良寛さんは馬之助に対して説教もされませんし意見も言われません。 三日目の朝には家の人が止めるにもかかわらず「わしはもう帰る」といわれます。
そのとき、由之の妻は馬之助に良寛さんの草鞋の紐を結んであげるようにいいつけました。 馬之助は言われるままに草鞋の紐を結び始めました。そのときも良寛さんは一言も言われません。が、馬之助は不意に顔を上げました。自分の首に何か熱いものが落ちてくるのを感じたからです。馬之助が見上げると、そこには、目にいっぱい涙をためた良寛さんの悲哀のこもった顔がありました。
良寛さんはそのまま五合庵に帰っていかれました。が、馬之助の放蕩はその日を境にすっかりおさまりました。
馬之助は、良寛さんに説教されるかしかられるかだと思っていたに違いありません。
しかし、良寛さんは馬之助の葛藤をわかってくれたのです。
期待される苦しみ、その期待に答えられない苦しみ。
だから、良寛さんは何も言わずただ涙を流したのでしょう。
馬之助には、その涙が胸にしみたんでしょう。
”わかってもらえたんだ”
自分は自分なりに生きていこうと、馬之助は道を進み出せたのだと思います。
長男にも、そんな経験。
魂が涙を流す、経験。
涙が様々な葛藤を洗い流す、そんな経験が必要なのかもしれません。
私に出来ることは、あれやこれやと勝手な期待ばかりを押し付けず、
ただ額に汗し、時にただ涙を流す。
そんなことなのかもしれません・・・・。
今日もご機嫌で!
