学生のころ、看護師を目指していたことがあった。


妹が膠原病だったし、家計のためにも看護師が一番いいと思って。


鹿児島の国立病院付属の古い看護学校に入学した。


しかし、半年ぐらいで退学した。


看護師はとても社会に必要とされている。


しかし、心身ともに強靭でなくてはつとまらない。


私は、強くなかった。


看護師になっている自分をイメージすることができなかった。


毎夜、夢に見るのは妹の夢だった。




夢の中で、病棟の暗い廊下で。


白い布をかぶせたタンカーが運ばれていく。


ふと、白い布がめくれる。


青白い顔の妹・・・。


突然、妹が目を開き、私のほうを見て。


「ねえちゃん、なんで私を助けてくれなかったの・・・・」


そこで、目を覚ます。




そもそも、看護師を目指したのは母のため。家のため。


自分の望みと一致しなかった。




どんなに険しくても、自分のレールをいかなければ。


踏ん張れない。がんばれない。


あなたは、自分のレールを走っていますか?



がんばれ!



夢は逃げない、逃げるのはいつも自分だ。

                     髙橋 歩