大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略の3つを基本方針としており、安倍はそれを「3本の矢」と表現

1)2%(以上)のインフレ目標設定、2)日銀による金融緩和拡大、3)公共事業による需要追加、の三つの経済政策のパッケージ

2013は日本のアベノミクスによる市場の動きが注目を集めてスタートしている。安倍首相が3本の矢と表現する、1.大胆な金融政策 2.機動的な財政政策 3.民間投資を喚起する成長戦略 がその柱。
実際は 1.2%以上のインフレ目標設定 2.BOJによる金融緩和拡大 3.公共事業による需要追加 が
俎上に上っている。 実際はどうなのか? 
A
1)2)によって 株式市場↑ 円↓ が起こってるが、 後者に関してはメディアが大騒ぎしているが、これはあくまで‘手段の一つ`あるいは‘副次的な効果‘で`目的‘ではない。
また、G7や週末のG20でも議論はされるだろうが、80/90年代当時の日本(今の中国のように世界の工場として貿易不均衡の恩恵を一手に引き受けていた頃)と今とは違う。 そこまでメディアが大騒ぎするのは`自意識過剰‘かつ‘バランス感覚の欠如‘だ。
B
2)は過去10数年にわたって日本が世界に先駆けてすでに行ない、すでに流動性の罠に陥っていて効果が薄いと確認されてきている政策で、弊害(日銀券発行残高が長期国債に追いつかない・・・財政規律の崩壊)が言われてきている。 大事なのは、2)によって 企業部門・家計部門の資金需要を喚起し、成長率を押し上げるという目的なのに、緩和そのものが目的化している。
C
3)はLDPが過去長きにわたり取ってきた利益誘導型政治の根幹をなすもの。またやるの?という感じ。 ただこれに関しては、老朽化インフレのリニューアルという大義名分はあるので、オリンピックとともにやりようによっては起爆剤たりえるか。 
D
3.について・・一方経産省が出している製造業救済スキームなどは電機産業の事実上の救済策ともいえるもので、リース業界などからは疑問の声が上がっている。また、薬品のネット販売などは却下するなど、既得権益を切り崩すには至っていない。 
今のところこれに関する具体策ははっきり言われてきていない。今回の経済政策で最も大事なのはここなのに、ここが非常にお粗末。
こここそが`目的‘なのに、なぜここが具体的に示されていないのか? 目指すべきは

規制緩和により新たな産業・技術の勃興を伴う活力を得、それにより持続的な成長を享受する
こと。(それにより財政赤字も減る…いわゆる上げ潮派といわれる方策)

ではないのか? 
今の政策とそれに対する評価(報道と言い換えてもいいだろう)は、目的と手段がいっしょくたになってしまい、なおかつ80年代に世界経済を席巻した日本型モデル(護送船団方式の金融と製造業中心の日本株式会社)を未だにイメージし、それを追求しているだけだと感じる。
 当時と潜在成長率も人口動態も変わった今の日本がやるべきことは


規制緩和により新たな産業・技術の勃興を伴う活力を得、それにより持続的な成長を享受する
こと。

で、それが仮に実現するならその内容はいままでとは違う産業が引っ張るものになるはずであり、その時日本は今と違う国の姿になっているはず。

私が話してきた日本の官僚は非常に優秀で頭がいいし、企業戦士もみな本当に勤勉かつ頭がいいと思う。 あとは、リスクを取るという気持ちだけだと思う。 言うだけでなく、自分もリスクを取っていきたい。

今の子供が大きくなったときに明日に希望を持てる国になればいいし、そうなるよう頑張らねばならないのは わたしたちだと思う。  

一日一日やるべきことを頑張ろう。