大学受験では、国公立後期日程の合格発表が昨日２０日からはじまり、明日２２日までには概ね後期の結果がでます。（一部２３日もあり）
国公立大学の場合、前期、後期で定員を下回ると、二次募集が行われます。中学受験でも欠員募集を２月半ば～終わりに行う学校がありますが、それと同じ感じです。
欠員が出た場合に二次募集をする、という性質上、毎年、募集を行う大学は異なります。…さすがに東大京大といった最難関レベルの大学では二次募集はないですが。
２０２４年の場合は、
- 東北農林専門職大学 農林業経営学部 森林業経営学科
- 筑波技術大学 産業技術学部 産業情報学科、保健科学部 保健学科（鍼灸学専攻、理学療法学専攻）
- 奈良県立医科大学 医学部医学科
- 岡山大学 医学部医学科（岡山県枠、広島県枠、兵庫県枠）
- 徳島大学 理工学部 理工学科
- 大分大学 福祉健康科学部 福祉健康科学科
- 名桜大学 人間健康学部 健康情報学科
で募集があります。
注目は、奈良県立医科大学でしょうか…大量１１名、それも岡山と違い地域枠ではない一般枠での募集です。
巷では、前期で学科試験をなくしたことにより、「学科で点を取るほうがよみやすい（＝面接や小論文といった不確定さのあるものに賭けたくない）」という優秀な学生が回避した、といわれていますが…。確かに、しっかり勉強してきているなら、少なくとも募集の多い前期で学科のないところにはあまり賭けたくないかも、ですね…（って、奈良県立医科は前期より後期の方が募集人員が多いはずですが）。
岡山は旧６医大ですが、地域枠で追加がでましたね…。地域枠でも、という方で、かつ条件に合う方には朗報かもしれないですね。
私立大学では、繰上合格・補欠合格が回っている大学もあるようです。まだ、国立の後期発表をうけて、各大学の繰り上げは動くかと思いますが、今年はちょっと回り方がにぶいんでしょうか…。
国公立大学の場合は、３月２８日から「追加合格」を出す大学があります。
…さすがに東大京大とかでは出ないですが。
追加募集の出し方は学校により異なりますが、①WEBで公表する大学、②電話連絡をする大学、があります。
ここで注意すべきは、電話連絡をする大学の場合、「受験生本人と話をして意思確認をする」ことを追加合格の条件とする大学が結構あります（というか電話連絡系の場合はほぼこれかと）。
中学受験と異なり、保護者が「進学させます」と電話口でこたえておしまい、ではなく、必ず本人が電話口で話すことが必須となりますので、注意が必要です。
後期受験されていた方、二次募集受験をされる方にとり、納得いく結果がでることをお祈りしております。
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