年の瀬ですね。

 

少し前にでていたサピックスに関する記事ですが。

 

 

…うーん、サピに2人通わせた親としては、「そうかなぁ」と正直疑問に思う点が多い記事でした。

 

「かつて四谷大塚が合格実績を伸ばせたのは、予習してくることが前提だったからです。一人でテキストを読んで予習してこられる子たちはそれなりの地頭の良さを持っていたから、授業のよく内容を吸収し、御三家(男子は開成・麻布・武蔵、女子は桜蔭・女子学院・雙葉)に合格していったんです」(中学受験塾・元塾長)

この塾長がいう「地頭」の良さとは、読解力を指すのだろう。(中略)

予習シリーズを使用しながらもそれを活用できていない塾の幹部に「なぜ予習をさせないんですか」と訊いたところ、「うちは優秀な子が入ってくる塾ではない」と答えた。ここでいう優秀とは地頭がいいと同じ意味で「テキストを読んでこられる子」という意味だろう。

どうでしょうねぇ…正直、サピで上位クラスにいるようなお子さんであれば、「テキスト読んでこられる」と思いますけどね…うちの長子やそのクラスのお友達なら問題なくテキスト読めたと思いますし、そうした子が実績稼いでいますよね…。

 

 

 元サピックス講師の家庭教師がサピックスの強みをこうコメントをしている。

「(前略)徹底的な繰り返し教育により、“地頭”の良し悪しに関わらず、難関校に受かるような精緻なシステムができているところです」

また「地頭」という単語が出てきたが、ここでは「物覚えの良さ」のことを指している。サピックスの入塾テスト自体のハードルは全く高くない。入塾段階でセレクションが実施されているわけではない。にもかかわらず、なぜ合格実績が出せるのか。

 

確かにサピのすごいところは、地頭(=ここでは、物覚えのよさ)が良くはない次子のような子でも繰り返し勉強させて難関校に入れるところだとは思います。

が…難関校を目指す場合、やはり「地頭」が全くないのだと難しい気がします…やはりある程度地頭は関係してると思うんですよね…実際の周囲の合格例を見ても…

 

 

サピックスでは予習は不要だが、復習……つまり、家での宿題に大きく時間を割く必要がある。サピックスでは授業は“とっかかり”でしかなく、授業時間も短く、家庭での学習(宿題)がメインというメソッドだ。勉強量は塾で3、家で7といった割合だとされる。

4年生であれば、3:7も家でかけないのでは?と思うのですが…所属校舎では、小4は週6時間の塾での授業に対して家庭学習は10時間目安って言われてました。

小6の家庭学習が多いのはどの塾も同様かと。

ただ、サピは塾の時間が少なく拘束時間少なめなのは事実ですね。

 

 

これだと、「うちは夫婦揃って仕事が忙しいので勉強のフォローは全くできない」という家庭はサピックスでやっていけなくなる。

 一方で、「うちの子を筑駒に入れるためなら犠牲は惜しまない」という熱心な層こそがサピックスを活かせるし、実際、そういう層の子どもが入塾してくるからあれだけの実績が出せるのだ。

(中略)

親がいかに頑張って子どもの宿題に寄り添うのかで差がつく。それはそれで平等な世界の到来なのかもしれない。

 

もちろん親がフォローして教えるご家庭もありますが…別にそんなフォローしなくてもやって行けるお子さんはやっていけます。(レベルはいろいろかも知れないけど)

うちの長子なんかは、何を勉強してるかを私はあまり把握してませんでしたし、教えることはほぼなかったですし、6年の面談の前に「1週間のざっくりした勉強スケジュールってどんなん?」と長子に聞いて初めて勉強スケジュールを把握したくらいにほんとにフォローしなかったですが、それで問題なかったです。

また、長子、次子の友人で、親がそこまで寄り添っていないご家庭もそれなりにありました。

 

ただし、これはお子さんによって違って、次子は1週間の学習スケジュールをひいてやる必要がありましたし、勉強でわからないところは自己解決ができないので、最終的に個別が必要だったのも事実です。

 

ただ、「サピックスでやっていけなくなる」お子さんもいるけど、そうでないお子さんもいる、が事実かと思います。

そして親がサポートできず、でもなんらかサポートが必要なら外注するというのもありだと思います。

 

ただ、他の塾に比べるとサピはテキスト整理など若干親にかかる負担はあると思います。

 

↓サピの保護者のテキスト整理等の負担の話

 

 

猫しっぽ猫からだ猫あたま

 

サピが難関校の実績が高いのは、親が献身的だから、ではなく、単純に難関校志望者が多く入塾するからでは?と個人的には思います。

実際、我が家も実績から難関校に強いサピだからサピに入塾しましたし。

親がそこまでサポートでくきない激務のご家庭でも、難関校に行きたいからとサピで走り抜いて御三家にいらした方もいらっしゃいますしね。保護者のサポートより、志向の問題な気がします。

 

猫しっぽ猫からだ猫あたま

 

塾はお子さん、ご家庭によって、どんな塾がフィットするかは本当に違いますので、一つの記事に限らずアンテナ高く情報を収集して、いろいろ試してお子さんとご家庭に合う塾を探すのがよいかと思います。

 

猫しっぽ猫からだ猫あたま

さて、年内はこの記事が最後になるかもしれません。

本年はいろいろと皆様から教えていただき、ありがとうございました。

皆様がよいお年をお迎えになることをお祈り申し上げます。

 

 

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