2022年組の皆様は、今日あたりで千葉決戦の山を越え、あとは2月に向けてまっしぐら、といった感じでしょうか。お疲れ様です。
受験もあともう少し。力を発揮できることをお祈りしています。
標題の話。
学校選びの際に、校風を重要視するケースは多いと思います。
自由な学校がいい、丁寧に手をかけて育ててくれる(=別な言葉でいうと「管理」)学校がいい、元気な学校がいい、穏やかな学校がいい、共学がいい、別学がいい…
共学、別学は校風ではないけれど
我が家も、校風や、宗教の有無などはかなり真剣に考えて、学校見学をして、少しでも子どもがなじめるようにと受験校を決めました。
でも、最近、周囲の方からお話を伺っていて、
「もしかして、馴染める学校の幅って、自分が思ってるよりも広いんじゃないの?」と思っています。
すなわち:
- 多くの子どもは、その子が順応できる学校はとても幅広いのではないか?多くの子は、(それがよほど極端な主義の学校でない限り)どの学校にいっても楽しく過ごせるのではないか?
- であれば、校風でぎっちぎちに志望校候補を篩い過ぎてしまうのはもったいないのではないか?
- ただし、例外的に子どもによっては馴染める幅が狭いので、校風できっちり絞ることも重要なケースもあるだろう
というのが、最近になって思っていることです。
実際、最近話をしていたときに、
- 比較的管理型の第1志望残念で、ゆるっゆるの第2志望に進学したら、第2志望が楽しくて楽しくて仕方ないお子さん
- ゆるっゆるの第1志望、第2志望残念で、管理型の第3志望に進学したら、第3志望で学校生活満喫しているお子さん
などなど、「当初の志望とは逆方向の学校に進学したけれど、進学したらしたで、すごく楽しく過ごせている」というお子さんの話を複数ケースお伺いすることがあったのです。
で、考えてみると、うちの長子のような「周りの空気を読まない」子の場合結構どこにいってもそれなりに過ごしていくんだろうなぁ、と思いますし(浮いても気が付かない…)。
繊細な甥っ子にしても、ゆるゆるの第1志望残念、他もなかなかご縁がなく、いきなり出願した、比較的きっちりした学校にご縁があって通っていますが、甥っ子もそこのルールの中で楽しく過ごしているし。
多分、うちの次子のように過剰適応して自分を追い込んでしまうようなちょっと手間のかかる子は、校風って重要なんだと思うのです。が、そういうケースを除いたら、意外と子供って通う学校に適度に適応して、その中で楽しむようになるんじゃないのかなぁ、と思うと、長子の時に「校風ー」ってそこまで考えなくてもよかったんじゃないのかな、と最近考えています。