昨日は、「中学受験でのマウンティング:塾編」を書きました。

 

本日は、学校での中学受験関連のマウンティングについて書きます。

本日の話は一部生々しいので、後で一部削除する可能性があります。ご了承ください。

 

猫しっぽ猫からだ猫あたま  猫しっぽ猫からだ猫あたま

 

我が家の次子が、同じ小学校の子達に何かと絡まれていたのは、以前に少し書いたかと思います。

 

この子達には、そもそも幼稚園の頃から始まり、小学校の低学年の頃も、容姿や持ち物などで「ブス」「バカ」「服が貧乏っぽい」だの何かと言われていたのです。←まあ、親の欲目では世界一可愛い娘ですが、客観的にみたら確かに容姿に恵まれていませんし、ファッションセンスもないし、頭脳も運動神経も青天井な方と比べたら凡人ですので、「おっしゃる通りです、すみません」としか申し上げようがないです。相手のお子さんは、アイドルのようなお顔立ちでしたし、おしゃれさんでしたしね。…なんで、一般的にみて恵まれている方が、うちみたいのに言ってくるのか…なにか不愉快にしたことがあったのか考えたこともあったのですが、身に覚えがなく…不愉快にさせていたのであれば本当に申し訳ないのですが。

 

なので、Nで会ったときに、「これは受験でもいろいろ言われるぞ」ということが容易に想像に難できました。

 

なので、まずは、違う塾に行くことにしました。

が、これ、もし相手がサピックスで、こちらもサピックスに行きたかったら…同じ塾になったでしょうね…。まあ、我が家の場合、サピックスでも校舎を分けるというのはありだったかもしれませんが、一般的には、校舎選べないこともありますしね。塾が同じになったら、行き来は時間を変えて…と対応したんでしょうね。

 

で、学校でのマウンティングについて、以下のように次子に行動させました。

  • 学校でできる限り距離を取るようにしました。話しかけられそうになったら他に用事を作って逃げる、の徹底。下校時に一緒にならないように他の子と帰るか、走って1人で帰る →そのうち、事情を察した友人達が、相手の子が近付いてきて話しかけられそうになると、別の話を振ったり、他の場所へ連れ出してくれたり、下校時に一緒に帰るようになりました
  • 仮に話しかけられても、煙に巻いて逃げるようにさせました
  • それでも根掘り葉掘りしようとしたり、一方的に成績の話をしてくるときは、毅然と「成績の話は外でしてはいけないと、塾の先生と親に言われているから、一切話せないから。この話はおしまい」と断ってその場を離れるようにさせました
  • 一番面倒だったのは「塾マウント」。「サピだからって偉そうに何様なの?」など言われると対応に苦慮しました。…えーと、うちの方が小さくなってると思うんですが… 通常のマウントは無視すればいいのですが、塾マウントは、無視すれば「お高くとまってる」と言われるし。仕方ないので、この時だけは、「Nいいよね。でも、塾の話は学校でしないように親に言われてるから、これ以上塾の話はできないの。ごめんね」と返すようにしていました。…それでも翌日また言われたりと面倒だったようです…

上記の通り対応していましたが、4年生時には、かなりいろいろと言われていたようでした。

このため、本当はここまでやるつもりはなかったのですが、たまたま4年のとき学級崩壊していて何度も保護者会などで学校に行く機会があり、そのときに奥の手として先生に以下のように申し上げました。

「そういえば、娘、ご迷惑おかけしてないでしょうか…?なんでも、一部のお友達に塾の成績を問い詰められたりして逃げまどうことがあるようで、その際この前他のお子さんと交錯して転んでしまったようで…ほんと周りをよく見ていないものですから、申し訳ございません…」←交錯して転んだのはほんと。すぐ謝った&互いに怪我はしてない。これは次子が完全に不注意だったと思うので、交錯した相手のお子さんには申し訳なかったです。相手のお母様もよく存じ上げている方だったので、ご連絡して怪我がないことを確認して謝りました。

すると、先生側から、交錯したお子さんのお名前と、そもそも成績を聞いてきているお子さんの名前、状況の詳細を聞かれましたので、正直に申し上げました。

 

この意図するところは、実際に周囲にご迷惑をおかけしていることを謝ると同時に、単純に「なんらか揉めているらしいぞ。一緒にすると面倒っぽいぞ」というのを学校側にふんわりと認識していただき、あわよくばクラスを分けていただくためでした。そして、想像通り、5年生時のクラス替えで、成績を聞いてくる子達とは別のクラスになっていました。

 

クラスが分かれてからは、下校時や長めの休み時間を気にすれば概ね対応できるようになり、少しは楽でした。

 

陰では志望校であることないこと言われることもあったようです。(「バカなのに●●受けるらしいよ。コネで受かるからいいよね」とか。…コネで受かるなら、サピであんなに勉強しないけどねぇ。ってか、そこ、受けないし…)

本人が「勝手に言わせておけばよい」と相手にせず無視しているうちに、友人達が「本人が言っていないことを勝手に広めるのって、よくないんじゃない?本当かもわからないんだよ?」と言ってくれるようになり、相手の子はともかく、相手の子の周りの子達は沈静化していったようでした。

 

距離をおく、相手にしない、それでもしつこく付き纏われたら成績や塾を話題にする気がないことを伝える、……それで対応をすることで、次子の成績や志望校の話は徐々に下火になり、また少し再燃するけどまたもっと下火になっていき、またちょっと再燃して、さらに下火になっていき……で、少しづつ悩まされることが減っていった3年間でした。

 

何よりも次子が恵まれていたのは、次子の味方になってくれるお友達がいて、お友達がマウントから守ってくれたこと。お友達の多くは非受験組でしたが次子を応援してくれたし、受験組の男子も複数(それもNに行ってる男子も含めて)次子がマウントされるのから守ってくれました。本当に感謝しています。←今でもいいお友達で、お休みの時にみんなで遊びに行ってます

 

猫しっぽ猫からだ猫あたま  猫しっぽ猫からだ猫あたま

 

一方で、受験組が過半数を占める小学校、それもSが多かった学校に通っていた甥。

 

甥の場合、マウント関係に陥った子達がそもそも同じマンション群に住んでいる幼馴染で、登下校も一緒、放課後や休みの日も一緒状態から、「みんなで塾行こうぜ!」で塾への行き帰りも一緒…というべったりな関係。そこでマウンティングが発生したので、相当苦労していました。

塾への行き帰りは母親の送迎や時間をずらすことで対応したのは昨日書いた通りですが、学校関連では、登校の時間は早めることで対応したものの、下校時には捕まってしまうことが多く、結果的に受験期が終わるまでマウンティング関係に耐えることとなったようです。 ←マウントだけが理由じゃないけど一時期不登校になりました…

 

受験終了後、甥の母(=私の妹)は、

  • そもそも、いつもべったりと一緒の子と同じ塾に行くことは検討すべきだった。
  • 仮に一緒の塾になるときには、最初から「成績や志望校の話は絶対にしない」ことを徹底して、マウンティングから距離を置くべきだった。(最初の頃は、甥も点数を言い合っていたそうなので…成績が落ちてきてから言いたくなくなって。でも今までは言っていたじゃないか、となって大変だったので)
  • 親も、お互いに見に行く学校など情報を開示しすぎた。親同士も、最初から、中学受験に関する話題はしないように距離をおくべきだった(親がいろいろ話しているので、子供同士も志望校などを話しやすい環境にあった)

と言っていました。

 

猫しっぽ猫からだ猫あたま  猫しっぽ猫からだ猫あたま

 

低学年中学受験を始めたばかりの頃は、あまり深い考えなしにいろいろと話をしてしまいそうになるかもしれません。が、6年生のピリピリした状態、そして最終的に進学先が決まった時のことを考えると、成績や志望校、塾選びなど受験に関連する話は低学年時から避けておいた方が、のちのちよいのではないかな、と思います。

その上で、4年生になってからは、受験の話をする親子からはさらに距離をおく、付き纏われたらきっぱり話を断ることも重要かな、と思います。

 

 

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(サピックス)へ
にほんブログ村