社会で公民分野に入ると、憲法前文の第一段落を覚えることになります。(第二段落は、校舎にもよるが、ほぼ覚え無くてよいはず。校舎によっては、第二段落がボーナスシール対象になることはあるようですが)

 

我が家の長子は、いわゆる「勉強が出来る子」。数学的センスとかもさることながら、記憶力が良く、ちょっと見れば覚えてしまう人。だけど、人の心の機微に気づかない人。

 

一方で、次子は、とても心優しい人。でも、長子のようには勉強は出来ず、物事を覚えるのにとても苦労する子。

 

憲法の前文を覚えるときも、長子は5〜10分ぶつぶつ言いながら眺めて「はい、覚えた」と覚え終わってました。

 

一方、次子は、ただでさえも記憶が苦手なので、憲法前文の記憶には時間がかかることが予想されました。そして、最初の前文でつまづいたら公民が大嫌いになるだろうという危惧していました。

 

なので、次子の時は、フライングして入試休みから4月半ばにかけて憲法前文を覚えさせました。

そのまま覚えろと言っても、まず間違いなく「どこか遠い国の呪文(=意味がわからない)」状態になると思われたので、最初、前文の意味をかいつまんで簡単に説明しました。

 

日本国民は、選挙して代表者決めて、その代表者を通して行動するのね(だって軍部が勝手に動いたら大変じゃない!?)。で、自分たちや子孫のために、他の国の人と仲良くして、自由だっていう幸せを守って、政府が戦争をまたしないようにって決意するのよ。(戦争、二度とやったらだめでしょ?)〜

 

ざっっくりとこんな感じ。

その上で、一言一句を覚えていく形にしました。

 

↓本を読んでもいいかも。次子は活字嫌いなので私が口頭で説明したり寸劇をして基本的な概念を説明しましたが…

 

 

 

 

そして、覚えたそばから忘れていくのも次子の特徴。

とにかく何度も何度も何度も触れて記憶を重ね塗りするために、憲法前文を印刷してジプロックに入れてお風呂に持ち込んで壁に貼り、毎日読み上げるようにしていました。

 

憲法01

↑お風呂に貼っていたジプロックの残骸。前文第一段落だけでなく、他に覚えるべき条文も入れてあります。

 

ちなみに裏側は三原則と基本的人権のまとめ。

 

お陰で、次子は、校舎の憲法前文暗唱テストを一発でクリアし、「私、公民得意かも」という大いなる誤解のもと公民を気持ち良く学習し、公民が得点源になりました。(単純すぎる…)