鉄道博物館駅から続くピロティの展示、修学旅行専用列車167形「なかよし号」のモックアップ。

修学旅行専用車両を仕立てたのは、世界でも日本だけとの事。

このスピードメーターは、生徒用に敢えて取り付けたのかな。普通車両には無いよな。

こちらは、運転席から車窓が見えるように取り付けた踏み台。今も昔も、好きなものに沢山触れさせてあげたいと思うのは大人。俺はまだ、自分の好きなものに触れていたいだけのコドモ。

初めは気づかなかったが、これはスジだ。一本一本に数字(列車番号？)が書かれている。

東北方面の新幹線時刻表が、足元に時代ごとにプリントされていた。初めは大宮始発だった。これだけで、入館前に何十分もスーツ氏は語っていたようなw

本館2階の模型コーナー。えぇ、これ本物じゃないよね？

幕末、佐賀藩がロシアかどこかの艦隊が持ち込んだ蒸気機関車の模型を、真似して独力で造って走らせたらしいが、その模型の復元模型だよね、流石に。

でも、模型を模造した、名も知らない佐賀藩士の息吹は感じるのだ。

歴史コーナー。鉄道の通史はひと通り読んだので流そうとナメてたが、これは凄く貴重なんじゃないか。

新橋〜横浜開業時の枕木に双頭レール。どうやって残っていたんだ。

弾丸列車模型。政治的な話は置いて、東京から半島大陸までの直通列車なんて、実現していたらとてつも無いロマンだった。

1987.3.31〜4.1、国鉄分割民営化その日を跨ぐ臨時列車に掲げられたヘッドマーク。東日本の夜行、旅立ちJR号は、仙台までの運行だったとのこと。俺、3ちゃい。

民営化を周知する数々のポスター。

1時間に3億円赤字の計算だって？？民営化して(少なくとも東日本は)正解だっんだな。

時間の経過と共に、歴史的に正しかったと証明される事って余り無いような気がする。でも新幹線もアクアラインも、当初は無駄な公共事業って叩かれていたって。

国鉄本社に掲げられていた社銘プレート。

1987.3.31に総裁・副総裁の手で外されたとある。今、国鉄解体の本を読んでるけど、良くも悪くもやはり凄まじい昭和の熱気を感じる。令和から見たら狂気。

こんにちは。民間企業としては当たり前だけど、経営努力に経営努力を重ねて、ここまで来た。

右、カシオペアヘッドマーク。左、オリエント急行。オリエント急行が日本を走ったって、今考えれば有り得ないバブリー。

ああ、一度この時代に生きたかった。いや、生きてたか。学生時代は他のことに夢中だった。

コレクションギャラリー。

スーツ氏曰く「行き着くところまで行ってしまったマニアが見るところ」らしい。俺は違う。

あさかぜ、さくら、富士、はやぶさ。

どれもこれも乗ってみたかった。

占領軍専用列車のヘッドマーク。ちっ。

うほほ。

仕事コーナーにあった信号ケーブル。

中に無数の配線があった。技術はもちろん、複雑さを簡素化しながら進化するけど、それによって失われる技術もまた多い。

ここまで古くはないが、幼少期の券売機は丸ボタンだった記憶がある。

人気のE7系は売り切れ、残り3個だったE8系を買って、ランチトレイン455系で食す。嗚呼ビール飲みたい。

企画展の南正時氏のL特急写真展。撮影禁止。

Lって、それ自体に特別な意味は無く、色んな意味合いの混ぜ合わせらしい(説明があったが忘れた)。特急・急行の全盛時代。

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E5系デビュー時のポスター。カッコいい。

文言が抽象的かつ象徴的だ。バブル崩壊後の日本は自信を失っていただけで、内実は成熟した大人の国になったんだと。その文脈くらいでしか、E5の門出を修飾出来ない停滞の時代。電通？博報堂？

最後に、沢山の御料列車。

15年以上振りに来たけれど、やはり展示内容が他とは格が違った。感慨深かったのは、何もかも輸入して始まった日本の鉄道が、今ではそのイギリスに高速鉄道システムを輸出していること。鉄道史とか、何か特定の分野から見てこそ、歴史って面白いんだなと思う。

鉄道博物館②