自宅から車で5分。

鋸南町の高台にある縄文・弥生、田子台遺跡。

これも高地性集落なんだろうか。

復元された、って書いてある住居はどこにもない。一昨年の台風で吹き飛んでしまったのだろか？

辛うじてこの円形が遺跡っぽく見えるのみ。

徒歩数分、毎日通る踏切。

南房総市久枝、弥生〜平安時代の恩田原遺跡。

小さな前方後円墳？があったらしいが、鉄道敷設工事で消滅。渡来系「王」氏の私印が発掘されたとのこと。

走水に身を投げた弟橘姫の櫛が流れ着いた場所だから久枝(くし)と、何かで読んだ記憶がある。

以前はここに簡素な立木の看板があったみたいだけど、これも今は見当たらない。

いずれ遺跡自体も忘れ去られるだろうか。

同市高崎、岩井神社。

名前から、もしかしたら、と思って来てみたら、やはり祭神は出雲神、素戔嗚・大己貴(御由緒の表記は大名持)・少彦名命三柱。

疫病(祟り)を鎮める為の勧請だったから、牛頭天王を祀ったのか、祟る神・大己貴に祭神が代わったのはいつ頃なのか。

牛頭天王は中世スサノオと習合していたから、大元はスサノオで、→習合牛頭天王→明治分離で再びスサノオ、になったのかも知れない。

元々の郷名は磐井。旧名は牛頭天王八雲大社だとか。埼玉の方には、出雲祝神社とか出雲伊波比神社があるから、古代出雲人が山陰→北陸→信州→北関東、と渡って南房総まで来ていても不思議ではない(と想像を膨らませてみる)

摂社末社は神様オールスター

近くのコスモス畑

縁もゆかりも無かった土地たちが、少しずつ繋がっていく。

次の旅の支度は整ったのではないか。

郷土探訪－岩井神社