大多喜町、夷隅神社。スサノオ様。

夷隅、とは随分な地名だなと調べたら、古代の伊自牟(イジム)・伊甚(イジミ)の国からイスミに変化したとのことだが、良く分からない。当て字が「東の隅の夷狄」の意味だとしたら、何でだ。アイヌの根拠地だったか。

創建年代は不明だが、1041年には再建の社伝があるらしい。果たして最初からスサノオ様だったかどうか。スサノオ様と関係のある土地には、余り感じない。

上総中野駅の案内地図で見つけて来てみた。

ほ、本当にあったんだ。天然ガスの井戸。火を投げたら燃えるのかな。どうやって水溶性のガスを引き込むんだ??

井戸どころの話ではなかった。町立の天然ガス記念館が大多喜駅前にあった。びっくり。

明治期の井戸掘り中に偶然発見された天然ガス。

当初は農作業中の湯沸かし等に使われて、日本初のガス会社はここ大多喜が発祥だと。

南関東ガス田と言うらしい。全く知らなかった。

この辺りから県北西部地域にパイプラインが引かれている。いやあ、知らない事だらけだ。

これまたビックリ。天然ガスが溶けている「かん水」から、ヨードが採れる。で、世界のヨード生産量の何と3割が日本産で、うち8割が千葉産だって。ヨードって何に使うの?と思ったら、そもそも人間の生存に不可欠な元素とのことで、医薬品が多い。ヨード欠乏症か、聞いたことある。

大多喜城。県立博物館は長期休館中。

現在の城は、家康配下の本多忠勝が改築したものをコンクリートで再建。里見氏が仮想敵だったらしい。へー。

水に苦労したようで、手彫りの水道があった。

内房とはまた全然違う歴史、地域性。

同じ県内でも、聞いたことのないローカル地名も沢山あった。世界は広いなあ。