今回は私が良い嫁をやめるに
至った葛藤を書いています。
長くなりますが
読んでいただければ幸いです
私の実家の両親は、初対面の
頃から夫くんを気に
入っていました。
初めて夫くんに会った時の
ことを、後日、父に聞いた時
「この子は間違いないと思った。
ワシがどんな子やったら、
気に入るか娘のお前なら
わかってると思って
たけど、ほんまに良い子を
連れてきたと思う」
と言いました。
典型的な頑固おやじだけど
子煩悩の父は、私が彼氏と
電話でもしようものなら
途端に不機嫌になるような
人でした。
なのに夫くんは
初対面で気難しい父のお眼鏡に
かないました
当時、父は会社で部長をして
いましたが、社員の採用や
育成にも関わっていたため、
人を見る目には
自信があると豪語していました。
決しておしゃべりではなく、
私にも実家の両親にも
ニコニコして、聞き上手の
当時の夫くん
父によると、夫くんの
真っ直ぐな目が一番
気に入ったとのことでした。
結婚してからも、夫くんは
話好きの実父ととても仲が良く
二人で釣りに行ったり、旅行に
行ったりもしていました。
夫くんが緩和ケア病棟に
入院中は、父は一人で
毎日夫くんに会いに行き、
亡くなった時は夫親以上に
号泣していました。
そして、先日私の実家で
法事があり
来ていた親戚の前でも父は
「ちゅら(私)の婿さんは、
ほんまに良い息子やった」
「あんなに真面目で仕事熱心な
婿さんが自分より先に逝くなんて
ほんまに辛い出来事やった」
と言っていました。
そして、私は思いました。
夫くんは私の両親に好かれ、
大切に思われていたけど
私は夫親に大切に思われたり
人前で褒めて
もらえたりしたことある?
答えは・・・
ない
私自身が、褒められたことは
ないのは飲み込めても
初対面から実家の親のことまで
けなされ続けました。
例えば結婚前に私の実母が
田舎出身で都会に就職し、
父と結婚したことを言うと
夫父
「あんな田舎(母の故郷)に
住んでたら結婚してくれるのは
牛ぐらいやから、都会に
出てお父さんつかまえた
んやな」
とバカにされました。
また、実母が当時
ママさんバレーをしていたこと
すら、
夫母
「おばさんがバレーするのって
一番みっともないわ」
などと、けなされました。
実家の両親は、自分たちが
婿さんを大切にしていたら、
夫親も私を大切にして
くれると思っていたのですが
実家の両親の思いは見事
打ち砕かれました。
私の人生の中では、生まれてから
実家の両親と暮らした期間より、
夫親と
義理の親子として
同じ敷地内で暮らして
きた期間の方が今では長く
なりました。
こんなに長く義理の親子関係を
続けてきたのに
一度も大切に思われていると
感じたり
褒められたことがないなんて
どれだけ私のこと
嫌いやね〜ん
(私も嫌いやけど)
でも私は思います。
夫くんを家族として
受け入れ、
亡くなっても
大切に思ってくれる
実家の両親の
ことを誇りに思います
長くなりましたので、次回に
続きます
いつも読んでいただきありがとう
ございます