前回、分蜂を捕獲したことを

ブログに書きました。

 

当時の疑問は

「この分蜂は我が家の巣箱から?

それともよその巣箱から?」でした。

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その答えはその後の内部点検で判断しなければならなくて

しばらく待っていたのですが。

既存の巣箱をチェックすると蜂群の数は減っていませんでした。

分蜂をしていたら半数がいなくなるということですから

今後の蜂蜜収穫量に打撃を与えてしまうのですが、

うちの子たちじゃなった~~~~。

 

結論。

よその子たちが飛んできて

住居を与えたらそこを気に入ってくれ、

そのまま住み着いてくれた。ということになります。

 

分蜂から約3週間ですが、とても勢いのある蜂たちで

あっというまに3段になりましたよ!

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下のふたつは繁殖用のボックスで

上のボックスは蜂蜜採取用のボックスです。

この勢いなら12~3キロの蜂蜜がとれそう!

できれば、今年中に収穫したいものです(*^_^*)

このハイブの呼称は「プラムツリーハイブ」になりました。

プラムツリーで捕獲してプラムツリーの脇に置いているから。

命名の仕方はいつも単純なワタクシです。

 

本日は朝から年に一度の点検。

普段自分でやっている点検とは違い、

巣箱や蜂に伝染性のある病気が

出ていないかを見てもらわなければなりません。

蜂の飛行距離・活動区域は2キロくらいはありますから

近所で病気が発見されたりするとネットワークを通じて

自分の巣箱も点検しないとならないのです。

アメリカから入り込んできた伝染病で

American foulbrood disease のこと。

発見されたら周辺地域への感染を防ぐために

巣箱・蜂すべてを燃やして消去しなければなりません。

日本の家畜でも口蹄疫とか発見されたら

周辺地域の流通をやめて牛や豚を殺処分しますよね。

残酷ですが被害が広がる前に処置をするのは

オーナーの義務・責任だと思っています。

そんな辛いことにならないように・・・と思いながら点検。

 

まずは既存の巣箱。

通称「ティロハンガハイブ」

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結果はパス!

異常なしでした~( *´艸`)

 

それにしても、昨シーズンは小さかったこの群れが

今年はこんなになってくれて・・・

 

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この巣箱からもクリスマス前の収穫が期待できます。

 

最後は友人スーザン宅に設置させてもらっている巣箱。

これもパスしました。

通称「スーザンハイブ」と呼んでいますが

この蜂たちは少々狂暴です。

点検をしているとバチバチと体や頭に体当たりしてきます。

養蜂服を着ていなければ確実に刺されますし、

点検終了して巣箱から離れて行っても

あとからあとから追いかけてきて攻撃してくるんです。

そんな子たちの前ではグローブは脱げません。

写真を撮るためにスマホのロック解除をしなければ

ならないので指が必要。

でも刺される危険を冒してまでグローブを脱ぐことないので

スーザンハイブの写真はなしです。苦笑。

 

今回はかなりたくさんのクイーンセルを発見。

いつもならすべてをつぶしてくるのですが

一緒に行ったAFB点検のブラッドさんからの提案で

ふたつほど残すことにしました。

こんなに数が多いのは急遽クイーンを

作り上げなければならない状況に陥っているかも。とのこと。

ひと箱に1匹だけいるはずのクイーンが

不慮の事故でなくなったりすると

働きバチがエマージェンシーで女王蜂のセルを作ったりするんです。

色んな理由はあるので一概に言い切れませんけれどね。

いずれにしてもクイーンが2匹になったら

分蜂するか、あるいは女王争いで暗殺されるか。

今までと違うセオリーを見守ってみるのも

勉強になるかなあと思い、試してみることにしましたよ。

 

スーザンハイブの周辺はマヌカの木がたくさんあり

ティロハンガハイブの周辺は柑橘系の木がたくさん。

蜂蜜の味も色もかなり違います。

同じ西洋ミツバチでも住む地域や季節によって

味の違う蜂蜜が出来上がるので面白いです。

 

スーパーなどで売っている蜂蜜は

色んな地域の蜂蜜を収集して混ぜていますから

安定した同じ味になるのでしょう。

違う味を楽しみたい人は

個人で蜂蜜を作って売っているところを見つければ

違いを感じれると思いますよ~。

 

 

 

 

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