先日の記事で包丁を機内預け荷物のスーツケースに
忍ばせたことを書きました。

包丁はスーツケースのへりに沿わせて入れたのです。
そのほかにカミソリとか微妙なものはすべて
スーツケースのへり。

X線にスーツケースを通過させるときって寝せますよね?
その時に刃の形状がわかりにくいように仕込んだんですよ。
もちろん、口頭での申告もしました。
申告書には「銃や武器を持ち込んでいないか」という欄はあるのですが
包丁はそれには該当しないと思ったからね。
そんなのにチェックしたら間違いなく中を開けろと言われるから
できるだけそうならないように自分なりの努力をしたわけでした。

この包丁。
実はお土産だったのです。

空港までお迎えに来てくれあピーターに
「お土産何がほしい?」って聞いたら
「日本の包丁がほしい」とリクエストされたの。

私の家には、普段使いの包丁のほかに
小さめの出刃包丁とかもあって
それは水がついたまま保管したらさびてしまうタイプです。
でもクオリティはとっても良いんですよ。
とくに普段使い包丁は年季もの。
もう20年以上使っているんです。
それは、母が買ってくれたものでした。
母と姉と私は同じ包丁を持っているんです。
当時1万円くらいで買ったものだと教えてくれましたが
値段にそぐわず素晴らしいものなんです。
たぶん、作った人が有名じゃないとかなんでしょうね。
ものは良いのに値段は高くないんですから。

その包丁に興味を示したのがピーターでした。
時々うちにご飯を食べにくるピーターは
茶碗洗いをしていると必ず横に立って拭いてくれるんですよ。
それで包丁の入った引き出しをみて
ずっと私の包丁たちを眺めていたんです。

日本で包丁を探しましたが、なかなか良いものがない。
ショーケースに入っているものを見ても良さが伝わってこないんです。
そして、困ったことにピーターは左利きです。
両刃の包丁だとさらにクオリティの低いものしかなかったんです。
片刃の包丁を探しても、2万円くらい出したとしても
いいものがなかった。

私の持っている包丁は、20年以上使っているけれど
それ以上のクオリティの良いものは見たことがないって
言い切れるものなんです。

母は定期的に包丁を研ぎ師に預けます。
研ぎ師も「いい包丁だね~」と絶賛するほどのものです。

そんないいもの、、、簡単に買えるわけないよねえ。

ってことでショップでの購入をあきらめました。
で、母に相談したの。
そしたらね。
「もう一丁あるよ!こないだ研ぎ師に出したばかりだから
これ持って行ってあげなよ!」って。
マジ?知らなかった。
母が同じ包丁を二つ持っていただなんて。

この包丁なら、もう左利きとか刃のむきとか気にしないわ。
だって切れるもん!笑

そんなわけで、もらった包丁をピーターのお土産にしたんです。
新品ではないけれど、良いものがわかる人なら
きっと新品以上に喜んでくれるはずだもの。

もちろん、ピーターは大喜びでしたよ~。

たいてい男性って工具とか興味があると思うんです。
あと、サバイバルナイフとかね。
でも「包丁がほしい」っていうってことは
きっと自分でも料理をするんでしょうね。
2度ほどピーター宅で食事をいただいたことがあるのですが
BBQテーブルで焼くラムチョップもしっかりミントソースで味付けし、
お皿に入れたレイアウトもきれいにしていました。

さあ。
今度は子の包丁でどんなごちそうを作ってくれるのでしょう???
食べに行く気、満々のワタクシでしたwww