神戸新聞文化センターの

兵庫・神戸歴史ウォークに参加してきまhした。

第4回目は、「西宮の史跡を歩く」です。

 

阪急電車神戸線の高架軌道を西に歩き

夙川駅の前を通過して雲井稲荷に到着です。

 

1921年、大神土地中央株式会社が土地の開発にあたり、

愛知県の豊川稲荷から吒枳尼真天(だきにてん)を

勧請されたのが始まりとする神社です。

その時の鎮座地が雲井町三番地だったそうです。

 

阪神大震災で崩壊して

遷座再建されて現在に祀られたそうです。

 

吒枳尼真天(だきにてん)は、日本では稲荷信仰と

混同されて習合しているそうです。

一般に白狐に乗る天女の姿で表されています。

 

「天」なので仏教の範疇のようですが

まぁ~、明治時代以前までは神仏習合でした。

神社でもOKかも知れません。(笑)

 

 

雲井稲荷の少し南側にある

カトリック夙川教会です。

 

阪神間初のカトリック教会として発足しました。

信徒数も多いそうです。

 

 

阪神淡路大震災によって大きな被害を受けましたが

倒壊を免がれ

夙川のシンボルとして壮観な外観と

美しいステンドグラスや鐘の音が

人々に安らぎの祈りの場となっています。

 

 

昭和10年に、灘中に入学した

作家:遠藤周作さんが、

カトリック夙川教会で洗礼を受けたそうです。

 

 

カトリック夙川教会の南側に

ダイエーグルメシティのビルがあります。

スーパーマーケットです。

 

 

スーパーマーケットの裏出入口付近に

羽衣稲荷がありました。

 

1950年、この地の繁栄を願い、

伏見稲荷より勧請創建されました。

 

1977年、駅前の再開発事業により、

ビルの4階屋上部分に遷座されていましたが

お社の老朽化もきっかけに、

誰もがお参りできるよう1階に

新しいお社を建て遷られています。

 

ダイエーグルメシティ(スーパー)南側の

出入り口にぽつんと鎮座していました。

 

両横が駐輪場です。

頻繁に利用されている方でも、

興味が無ければ見えていても

見えてない存在だとは思います。

 

 

ダイエーグルメシティの北側・

夙川の土手道に夙川延命地蔵尊があります。

 

 

夙川の延命地蔵尊の

石仏の三体がいなくなっています。

(写真右側)

 

石仏三体は、2021年に閉眼供養して

京都府木津川市加茂町の蓮華寺で

永代供養されているそうです。

 

空いたスペースは、

延命地蔵にお参りされる方の

休憩所・皆様の憩いの場として活用されています。

 

石仏の永代供養って、

何なんでしょう?

疑問のままウォーキングは終りました。(笑)

 

 

(Vol.2998)