今期の後半6ヵ月も神戸新聞文化センターの

兵庫・神戸歴史ウォークに参加することにしました。

第2回目は、「高砂の史跡を歩く」です。

 

集合は山陽電車高砂駅改札口です。

12時50分に改札前に集合です。

 

講師は、神戸歴史クラブ副会長・八ヶ代信行先生です。

 

高砂市は、姫路市と加古川市に挟まれた小さな市です。

昔の結婚式で歌われた

謡曲「高砂」で知られた町です。

駅前に「ブライダルの街・高砂」の看板がありました。

 

私の故郷は姫路なので、子供の頃から

高砂市にはよく行っていましたので

懐かしい気持ちで参加しました。

 

最初に訪れたのは

旧国鉄高砂線高砂北口駅跡です。

 

現在は、山陽電車高砂駅前の

自転車置き場になっています。

 

 

旧国鉄高砂線跡に造られた

道路をウォーキングします。

 

 

しばらく歩くと

椀木信号機と転轍機がありました。

 

 

信号機の横は三叉路です。

三叉路を南に行くと海水浴場です。

 

西に行くと国鉄高砂工場・三菱重工・

神戸製鋼・キッコーマンの工場地帯がありました。

 

高砂の繁栄と発展に寄与した

高砂線を記憶に残すためモニュメントを

残したそうです。

 

 

高砂線跡モニュメントより

南方向に歩くと

梅ヶ枝湯(うめがえゆ)がありました。

銭湯です。(正面玄関です)

 

江戸時代の面影を色濃く残す

高砂駅南側の静かな町並みの一角にあります。

 

昭和18年開業の古い風呂屋です。

正面玄関側は、レトロではありますが

ごく一般的な昭和の平均的なの

モルタル造りの平凡な建物に見えます。

 

 

裏側に廻りました。

 

建屋は相当に古い木造建築です。

増改築を繰り返した跡があります。

 

建物側面と煙突には煉瓦が使われた

混構造となっています。

現在も薪を使って湯を沸かす銭湯です。

 

内部は見ませんでしたが

講師の説明では

造られて80年ほど経過した木のロッカー・

古いベンチなどがみられるそうです。

 

夕方近くなると四角いレンガの煙突から

黒煙が立ち上る光景が眺められるそうです。

 

時代を感じさせる銭湯です。

料金は410円だそうですが

1000円でも入湯したいです。(笑)

 

 

梅ヶ枝湯正面の通りには

高砂の銀座商店街の

アーケード入り口がありました。

 

昔は、梅ヶ枝湯と銀座商店街の買い物が

セットで夕方の市民の講堂パターンだったのでしょう。

 

 

梅ヶ枝湯の少し南に

旧国鉄高砂線の高砂駅跡がありました。

 

 

旧高砂駅構造は単式ホーム1面1線の地上駅だったそうです。

貨物扱いのための駅で

旅客駅としては無人駅だったそうです。

ホームに接する線の他に5本の側線があったそうです。

 

現在の駅跡地は、

バスのロータリーとして使用されています。

5本の側線があったので広いです。

 

 

旧国鉄高砂線は、加古川駅なら南方向へ

高砂まで結んでいた路線です。

昭和59年に全線が廃止されました。

 

旧国鉄高砂線は、大きな工場がある大工業地帯の

大動脈だったようです。

 

国鉄高砂線に乗車した記憶はありませんが

私が幼子の頃、父が家族で高砂海水浴場に行ったと

話ていたので乗車していたかも知れません。

 

(Vol.2887)