リハビリが始まるとそれまでの個室から大部屋に移った。
個室で親と会話のないただただ過ごす時間から、ワイワイと他の人と話しながら過ごす「生活」が始まった。
他の患者さんたちも個室より大部屋の方が入りやすいようで、夕方にはみんなが動けない自分の病室に集まってくれてワイワイやっていた
このころの自分の生活リズムはざっくり言うと
7:30~付き添いの母親がやってきて起床、朝食
8:30~リハビリ出発(血圧の具合で出発時間はまちまち)
9:00~11:00 PT
12:00 昼食
15:00~ OT
17:00 ベッドに帰還、血圧が戻ってきてやっと普通に喋れるようになる
18:00 夕食
21:00 就寝
この頃のリハビリはとにかく血圧との戦い。
そもそもベッドから車椅子に移った時点で血圧が下がって意識が飛びそうになる
そうなったら頭に血を上げるためにベッドに戻ったり、車椅子をウィリーさせて頭の位置を下げたり、もうリハビリどころじゃない。
んでやっと血が上ってきてPTに向かう、だいたい先生から言われるのは
「今日も顔色悪いな!笑」
PTの先生は50歳くらいのベテラン先生、白髪のおしゃれ坊主に白いヒゲ、いつもおちゃらけてて掴みどころのない、高田純次みたいな先生だった。以後高田先生で笑
おちゃらけてるけどやることはしっかりやる先生、ガチガチに固まった左肩をグイグイ上げていく。
簡単に例えるなら関節技をかけられてる感じ
プロがやるから限界までキッチリとキメられる
「いってーーーー!!!」
毎日PT室には自分の絶叫が響いていた。
朝一で低血圧でフラフラになり、PTでは激痛で絶叫
お昼に部屋へ戻る頃にはもう瀕死、確実に朝より顔色が悪い
その日もフラフラになりながら部屋に戻った
?
ベッドテーブルに朝はなかったものがあった
それは自分が大好きなマンガの中に出てくるチームのワッペンだった。
数日前に他の患者さんと話している時に話題に出した物だった
置いていってくれた人はすぐにわかった
患者さんたちの中でも年長でみんなのリーダー、宮本さん。
見た瞬間、地獄に垂れた蜘蛛の糸を見たような気分だった
たった一枚のワッペンがそれまでもらったどんなプレゼントよりも輝いていた
すぐにお礼を言いに行った
でも宮本さんは
「人にプレゼントするのが好きなだけだからお礼なんかいい」
そう言われてしまいあまり感謝を伝えることはできなかった。
でも
この時のワッペンは今でも宝物として大事にしてある。
武田さん、かなり人生経験豊富で物事をズッパリいう方で、結構怖い印象もあった。
見た目的にはこの頃のエレカシの宮本さんに似てる⬇︎
あまり怒らないけど、怒らせたくないなっていう学校の先生みたいな感じ、かな?
リハビリではすぐ痛い痛い叫ぶ自分はいつ怒られるかちょっとビクビクしていた笑
この宮本さんがどん底から自分を救ってくれる話はまた今度。。。
