8月30日にAKB48劇場で行われた倉野尾チーム4「サムネイル」公演のレポートです
パフォーマンスでは、歴代チーム屈指のレベルを誇る倉野尾なるなるチーム4。この日も期待に違わぬものを魅せてくれました
ただ、自分にとって、やや意外な展開で始まりました
オープニングの「Get You!」。いきなり自分の視線に谷口めぐが入りました
そこから、しばらくめぐの姿を追っていました。相変わらずの表現力、そこに美しさと力強さを兼ね備えたダンスは、まさに彼女の真骨頂でした
これまで、劇場公演で意識的にめぐを見るつもりでいても、つい他のメンバーが気になることもあったのですが、何故かこの日はめぐにロックオンされてしまいました
改めて、底知れぬめぐの魅力を感じる時間となりました。もう、このままずっと、めぐだけを観ていたい。そんな感情を抱きたくなる程、この日の彼女は素晴らしかったです
ようやく、4曲目の「唇にBe My Baby」で、この曲のセンター岡田梨奈に視線を移しました
この日、めぐと共にお目当てにしていたのが、おかりなです。彼女は独特のリズミカルなダンスで、観客を楽しませてくれました
この日の「サムネイル」公演では、この秋に卒業を控えたメンバーが3人出演していました。この内、佐藤妃星と多田京加は、8月6日のチーム4ファイナルコンサートで卒業セレモニーもありました
しかしながら、おかりなは、この段階では卒業が決まっておらず、このライブでは、彼女達を見送る立場から参加していました
おかりなファンにとっては、寂しい結果だったかも知れません。ですが、彼女は敢えて華やかなセレモニーを避けたかったのではないかと感じていました
それが、岡田梨奈の生き様なのだと。いかにも照れ屋な彼女らしいと捉えています
そして、ユニット曲コーナーに入りました。3曲目、この日のメインイベントがやって来ました
「過ち」
めぐとおかりなのデュオ。最初、おかりなは緊張していたのか、声の通りが良くないように見受けられましたが、めぐのリードで、すぐに調子を取り戻しました
ツーコーラス目に入り、おかりなは本来の低音を活かした力強いボーカルで魅せてくれました。めぐりなが奏でるハーモニーに、自分はすっかり酔いしれていました。いつまでもこの時が続いてほしいと感じていました
ちなみに、めぐは、モバメでこの日の「過ち」を反省していたのですが、自分には彼女のどこか悪かったのか皆目見当がつかなかったです
めぐがそれだけ向上心を持って取り組んでいるのだと理解しています
そして、公演の後半。またしても、めぐが魅せてくれました
「LOVE TRIP」
以前に観た「サムネイル」公演で、この曲の“裏センター”を務めるめぐが、センター村山彩希に触発され、凄いパフォーマンスだった旨を記しました
この日のめぐも、それに勝るとも劣らない見事なパフォーマンスでした
後方からセンターに出てきて、また、背を向けて裏センターポジに戻るめぐ。その格好良さに痺れてしまいました
これが“シアターの表現者”おめぐです。AKB48でもトップクラスと評価される彼女の表現力が、遺憾なく発揮された瞬間でした
今後、めぐに似合う表現力が求められる楽曲で、AKB48シングル選抜で歌い踊る場面を期待せずにはいられません
アンコールの「君はメロディー」、「翼はいらない」で、メンバーと戯れるめぐを微笑ましく観ていました
めぐにとっておそらくAKB48で最期となるチームが、倉野尾チーム4で良かったです
これまでも彼女は所属チームに恵まれていたのですが、パフォーマンスにストイックなメンバーが揃ったこのチームの一員であったことは、これからの彼女にとって糧になるに違いありません
これで終わってしまうのが余りにも惜しい最強にして最高のチームでした
これからも倉野尾チーム4を語り継ぎたいと思います