トランプ大統領就任演説を振り返って | by ローリスク・ハイリターン投資のグッドイシュー

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【今日のマーケット】

日経平均株価は前週末比-246円安の18891円と4営業日ぶりに大幅反落しました。終値が19000円を割るのは18日の18894円以来3営業日ぶりです。

前場は、1ドル113円台後半への円高を受けて、幅広い銘柄に売りが出て始まりました。安値では-258円安の18879円までつけ、その後は安い水準でのもみ合いとなりました。

後場も弱含んで始まりましたが、前場終値18934円近辺でしばらく小幅もみ合いが続き、下値を探る動きとならなかったことから、「日銀のETF買い」期待もあって徐々に下げ幅を縮小し、高値では-113円安の19024円まで持ち直しました。

買い一巡後は、ミネベア[6479]とミツミ[6767]との経営統合に伴い、日経平均採用銘柄からミツミが除外され、代わりに入る大塚HD[4578]を買うため、他の225銘柄を売る圧力もあったことから引けにかけて下げ足をはやめ、日経平均は後場の安値での引けとなりました。

20日のトランプ米大統領の就任演説は経済政策の具体性に乏しかったうえ、ホワイトハウスのホームページで掲げた通商政策は保護主義的な主張が目立ったことから、世界景気への悪影響を警戒したリスク回避目的の売りが優勢となりました。また大引けにかけて円相場が1ドル113円台前半まで上昇したことも株売りに拍車をかけました。



【テクニカル指標】

[一般的な期間で算出したデータ]

・騰落レシオ(25日):91.55
→一般的に割安感の目安は70以下で、逆に120を超えてくると割高感と見られます。

・25日線かい離:-1.96%
→25日線を下回って6日目です。

・RCI:20.83★
→一般的に割安感の目安は25以下で、逆に75を超えてくると割高感と見られます。
割安感の目安25以下になって5日目です。

・RSI:44.46
→一般的に割安感の目安は25~20以下で、逆に80を超えてくると割高感と見られます。

・ストキャスティクス:47.51
→一般的に割安感の目安は25~20以下で、逆に90を超えてくると割高感と見られます。

・ボリュームレシオ:46.26
→一般的に割安感の目安は20以下で、逆に80を超えてくると割高感と見られます。

・サイコロジカルライン:41.67
→一般的に割安感の目安は25以下で、過熱感の目安は83以上です。



【トランプ大統領就任演説を振り返って】

◆トランプ大統領の主張

・エスタブリッシュ、つまり支配階級から労働者に富を移動させる
・移民を排除する
・貿易収支の改善
・保護主義政策
・軍人が私たちを守ってくれる
・私が労働者の生活を改善させる
・もう労働者は無視されない
・米国を強く、豊かで、誇り高く、偉大にする
・アメリカ製品を買い、アメリカ人を雇用し、アメリカを偉大にする
・米国は世界の警察官にならない。米国は世界に3兆ドルも使っているが、今後は米国は米国のためにお金を使う

つまり移民により作られた国であるのに、自分たちのあとに来る移民はもう受け入れないとしました。

そして自国の産業を守るために、他国と戦う姿勢を明確にしました。

これからは労働者階級のために政治を行うように発言していますが、自分はアメリカで有数の金持ちになったわけですから、冷静に聞けばとても信じられません。


◆大統領就任演説を受けて

トランプラリーが再燃するのか、トランプリスクが再燃するのか、どちらかに相場が大きく動き出すかと思われましたが、米国市場は割と冷静に受け止めていました。

しかし、その後の円高進行を見ると、やはり市場はトランプリスクを意識したリスクオフの動きに傾きだしているかもしれません。

最近挑発的行動や言動を繰り返す中国と、アメリカとの緊張は高まってきています。

かなりの確率で戦争になるかもしれないと発言しているピーター・ナヴァロ氏がトランプ政権の閣僚に入ったことも、中国に対する無言のプレッシャーかもしれません。