予定通り?イタリア国民投票で憲法改正案否決 | by ローリスク・ハイリターン投資のグッドイシュー

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【今日のマーケット】

日経平均株価は前週末比-151円安の18274円と続落しました。終値での18300円割れは11月22日の18162円以来、8営業日ぶりです。

注目されたイタリア国民投票で憲法改正案が否決の見通しとなり、同国のレンツィ首相は辞任の意向を表明しました。政治不安への警戒から朝方にはユーロ売りが強まる場面があり、日経平均も安く始まりました。

ただ、結果はある程度予想されていたこともあって、前場は為替相場が落ち着きを見せるとともに日経平均も18300円台でのもみ合いが続きました。海外市場の反応を見極めたいとするムードも強いことから、後場に入ると日経平均は下げ幅を広げて、一時-198円安の18227円まで下落する場面がありました。

「日銀のETF買い」期待が後退したことも下げ幅拡大につながりましたが、売り一巡後は下げ渋り、引けにかけては18200円台後半でもみ合いました。



【今日のテクニカル指標】

[一般的な期間で算出したデータ]

・騰落レシオ(25日):119.38
→過熱感の目安120に乗って12日経過後本日120を割れてきました。今回の上昇での頂点は11月21日の137.66でした。
10月25日は146.57まで上昇後に急落しました。

・25日線かい離:+2.93%
→今回の上昇での頂点は11月24日の+5.11%です。
今年の最高TOP3は+6.07%、+5.98%、+5.94%です。

・RCI:62.50
→一般的には割安感の目安は25以下で、今回は20まで下落後に相場は上昇してきました。逆に75を超えてくると割高感と見られますが、5日連続でつけていた99.17から徐々に下がり始め、本日75を割れてきました。

・RSI:74.37
→一般的には25~20を割り込むと割安感の目安です。逆に80を超えてくると割高感と見られます。今回の上昇での頂点は11月30日の96.45で、本日80を割れてきました。

・ストキャスティクス:53.70
→80を超えて11日目に80を割れて、徐々に下がってきています。
今回の上昇での頂点は11月24日の98.18です。

・ボリュームレシオ:65.20
→一般的に割安感の目安は20以下です。逆に80を超えてくると割高感と見られます。今回の上昇での頂点は11月30日の81.14でした。

・サイコロジカルライン:66.67
→過熱感の目安は83以上、割安感の目安は25以下です。過熱感の目安83に到達して2日経過後、75で4日横ばいになり、本日下がりました。



【予定通り?イタリア国民投票で憲法改正案否決】

4日に行われたイタリアの国民投票で、レンツィ首相が進退をかけて臨んだ憲法改正案が否決され、これを受けてレンツィ首相は辞任を表明しました。

当初から否決されるとの見通しであったことから、市場は大きな反応にはなっていませんが、ここから欧州の政治や金融が混迷する可能性が出てきました。

レンツィ政権が進めてきた構造改革路線がとん挫し、その影響が銀行の不良債権問題に飛び火することが懸念されているからです。

イタリアはユーロ圏で3番目の経済規模を持っているだけに、欧州全体の金融システム不安に波及する恐れが出ています。

レンツィ政権が主導してきた銀行再建がその辞任によって停滞するとの見方から、資金調達に支障が出る可能性が大きくなり、イタリアの銀行が抱える約44兆円にものぼる不良債権が欧州全体に増幅されていくということが最大の懸念事項です。

もう一つはレンツィ首相の辞任から総選挙へと進展した場合、最近指示する声が高まっている政党である「五つ星運動」が大躍進すると、世論調査では見通しが示されています。

この「五つ星運動」はユーロ圏からの離脱を目標にしているだけに、英国に続く動きによってユーロ圏の崩壊につながっていくことまでが連想されているわけです。

ただ現状としては国民はユーロ圏離脱までは望んでいないとも言われています。

トランプショックやブレグジットの時には下げが一過性でしたが、金融システムに対する不安が大きく台頭した時には一過性では済まないこともありえますので、引き続きイタリアの動きには注目です。

 

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