大引け速報 「大幅高 日経平均は大幅反発、年金資金、企業業績への期待が膨らむ」
本日の日経平均は、+200円の18785円・・・
■本日のまとめ
本日の日経平均は、+200円の18785円と大幅反発となりました。先高感で好需給のなか、国家公務員共済組合連合会(KKR)の運用比率見直しで年金資金の流入期待が蒸し返され上昇トレンドに拍車をかけました。為替が安定的に推移していることも株式市場にはプラスに働いているようです。
■午前中の動き
朝方の日経平均は+2円の18587円で寄り付きました。
米国市場は、主要株価指数が高安まちまちになりました。積極的な買いの材料が少なく、上昇一服になりました。NYダウは小幅続伸になったものの、S&P500は小幅反落、ナスダック指数は11営業日ぶりの小幅反落になりました。
日経平均は、前日比ほぼ変わらずで寄付きましたが、その後上げ幅を拡大しました。
昨日、国家公務員共済組合連合会(KKR)が運用比率をGPIFと全く同じ構成にすることを発表していました。日経先物のナイト取引では特に反応はありませんでしたが、年金の運用見直しによる買い余力は、日銀のETF買付をはるかに上回る規模のため、買い安心感を増す要因となっていたようです。
朝方の物色動向は、規模別ではほぼすべてが小幅高となっていました。ただTOPIXコア30の上昇率が一番大きく、日本を代表する大型株への物色が継続していました。一方、マザーズ指数は小幅マイナスでの推移となっていました。
10時過ぎに日経平均は寄付き後、順調に値を伸ばし、上げ幅は100円を超えてきました。先物はナイト取引で付けた高値18700円と顔合せまで買われました。
為替が109円台10銭台と円安に振れたことで先物主導の裁定買いが働いて上げ幅を拡大しているようです。ファーストリテイリング、ソフトバンク、KDDIが指数の寄与度ランキングの上位となっていました。
先物が18700円をつけた後は、上値を試す展開とはならず、利益確定売りをこなしながら高値圏でのもみ合いとなりました。
業種別では、昨日に続いて出遅れ感の強い鉱業が値上がり率トップ、その他では鉄鋼、証券が引き続き堅調な値動きとなっています。
年金の運用比率アップについては既定路線ながら改めて市場への好影響を認識したことで、心理的に買いを促進したようです。
結局、日経平均は+103円(+0.55%)の18688円、TOPIXは+5.26P(+0.35%)の1512.88pとなりました。
■後場のまとめ
後場の日経平均は、+132円の18717円で始まりました。
昼休み中に先物が買われ前場の高値を上回ると売り方の買い戻しもあって上げ幅を拡大、現物の日経平均も裁定買いで18700円を上回って寄付きました。
東証1部では値上がり銘柄数が1240銘柄となり全面高になりつつありましたが、高値警戒感からか東証1部の売買高は減少していました。
為替は119円手前で小動きとなっており、直近の上昇のけん引役として企業業績拡大期待を背景に海外の中長期資金の流入も指摘されていました。
午後中盤以降は、日経平均の日中高値更新に伴って出来高も増加傾向となりました。
日経平均は、14時近くに186円高の18771円まで買われる場面がありました。
昨日は下落場面で出来高増となっていましたが、対照的に本日は高値を更新するときに大きな出来高を伴っていました。
そして、大引け間際に再び騰勢を強めると日経平均は200円を超える上昇となり14:57に本日の高値18790円(前日比+205円)をつけました。
本日、上昇ピッチが速くなった背景には先物買いに伴う裁定買いが組まれたものと思われますが、その他に投資家の持たざるリスクと言われる焦りが買い急ぎを誘っていたようでした。
結局、日経平均は+200円(+1.08%)の18785円、TOPIXは+14.06P(+0.93%)の1521.68pとなりました。
■規模別動向
東証1部では、大型株指数が+1.05%、中型株指数が+0.79%、小型株指数が+0.64%となりました。
■業種別動向
業種別では、33業種中、全33業種がプラスとなりました。
■新興市場
マザーズ指数は-0.35%、日経ジャスダック平均は+0.55%となりました。
■為替
1ドル=118円94-98銭、1ユーロ=135円15-20銭となっています。
■アジア市場の動き
上海市場は+1.42%、香港市場は+0.53%となっています。