■前場のまとめ
前引けの日経平均は、+203円の15912円で終了しました。米雇用統計後の米国株高と円安を好感した買いが先行となりました。寄り付いてから伸び悩みましたが、前場引けにかけて香港市場の上昇が安心感につながり、寄り付き直後の高値を上回る展開になりました。
■午前中の動き
朝方の日経平均は+173円の15882円で寄り付きました。
先週末の米国市場は9月雇用統計が予想以上に好調な結果になったことを受けて、大幅上昇になりました。NYダウは200ドルを超える大幅な上昇となり、節目の17000ドルを回復しました。
また、雇用統計の結果は為替市場のドル買い材料になり、1ドル=109円台後半に円安が進むことになりました。
米国株高、円安を好感して、幅広い銘柄に買いが先行して始まりました。先週末にかけて日経平均が大幅に下落した反動もあって、大幅な上昇になりました。ただし、買い一巡後はもみ合いとなっており、やや伸び悩みました。
先週末の日経平均の25日移動平均線が15892円のため、25日線の戻りを試している状況のようでした。
その後、しばらくもみ合いが続きましたが、取引を開始した香港株式市場がしっかりした展開となったことから先物に買い戻しが入り、11時頃に寄り付きの高値を上回りました。香港の大規模デモが警戒されていましたから、香港株の上昇が安心感につながったようです。
日経平均は15900円台を回復、上昇幅も200円を超えました。ただ、15900円近辺の水準は25日移動平均線だけではなく、下落に転じた5日移動平均線も上値を抑える格好のため、前場は移動平均線までの戻りで止まりました。
個別では、先週末(4日)の日経新聞で減益幅が縮小するとの業績観測記事が伝わったセイコーHDが大幅上昇となりました。
一方、住友不動産が先週に続いて年初来安値を更新しました。個別に悪材料が出ているわけではないために不動産業の先行きを警戒する見方もあり、投資家心理の重石になりそうな動きでした。
結局、日経平均は+203円(+1.30%)の15912円、TOPIXは+17.17P(+1.34%)の1299.71pとなりました。
■規模別動向
東証1部では、大型株指数が+1.39%、中型株指数が+1.22%、小型株指数が+1.38%となりました。
■業種別動向
業種別では、全33業種のうち、32業種がプラス、1業種がマイナスになりました。
■新興市場
マザーズ指数は+1.12%、日経ジャスダック平均は+0.78%となりました。
■為替市場
1ドル=109円63-64銭、1ユーロ=137円22-26銭となりました。
■アジア市場の動き
上海市場は休場、香港市場は+0.07%となっています。