私の小さいお家のコンセプトは、ザックリ言うと「老後を過ごす」です。

実は大病して自分の人生の後半をやはり真剣に考えるようになりました。病気をしてからの2年は身体を何とか元に戻すことに必死でしたが、ほどなくして、完全にもと通りにはならない事がいろいろ分かりました。それが少し受け入れられない数ヶ月がありました。その結果、今までやっていたお茶のお稽古などもやめてしまい、このために一生懸命着付けも習ったのになぁ〜と。少しヘコんだけどね〜

その後、主人の病気も発覚して、すぐに死んだりはしないけど、何年もかけて緩やかに機能が落ちていく病気らしくて、私が体が弱いから先に死んていくと思って安心してたのに、私が1人になる可能性があるんだなぁ〜ちょっとびっくりしたけど冷静に考えてみる事にしました。いつまでも何も考えず主人にぶら下がって生きるのではいけないね。

息子もほぼ独立して、これから関わるかは未定(たとえば孫の世話をするとか)私が1人なったら今の東京の4LDKの家に住む事が想像できません「老後のために準備をしよう」どうなるかわからないけどね〜と言う諸々が、小さい自分の家探しのきっかけでした。

私の希望は
1.京都駅からタクシーで1000円以内。電車の駅が近いとより理想
2.キッチンダイニングは10畳以上ある事
3.主寝室以外にもう一つ、部屋がある事
4.「住む」がコンセプトなので、静かな事
5.季節を感じる事が出来るエリア
6.銭湯が近いといいなぁ
7.散歩が楽しいエリアで、古本屋とか図書館が近いと理想
8.病院が近くにある事
9.家を維持するランニングコストが〇〇円くらい  (死ぬまで使えるお金で無理がない金額)
10.もちろん予算

ざっと書き出してみる。私はかなりリアルです。だけどそこをはっきりさせないとお家は見つからないからね〜気持ちの良い田舎で、とても原始的な生活で、畑を耕して野菜•米を作り小麦を作りパンを焼く🍞という生活も憧れではあるけれど、もう少し若くてパートナーもやる気があるなら別だけど、やはり、それは私には結論から言うと無理である事、それも全く想像できなかったです。

東京に住んでいて思うのは、かなり広くて不便である事。いつも定期検診病院に行くにも、往復2時間かかり、予約は何ヶ月も前からしているのに軽く2時間は待たされます。遊びで、浅草あたりで酔っ払ったらもう体力がなく電車じゃ帰れないし、車は渋滞するのはあたりまえ、時間通りに着きません。凝った料理の材料を買うのにデパートに行くと土日だったりすると駐車場に何十分も並んだりしなくちゃいけないストレス。家族で新宿で待ち合わせると飲食店はどこもいっぱいで食事難民になります。フラッと夕食出来ない!なんとなく、絶対数の多い東京は老後には優しく無いですよね。

「京都は狭いし、不自由だよ」と住んでる方は言うけど、ない物ねだり、私は京都ぐらいの街のサイズが良いなぁと思います。もう、55歳だから趣向でいいなぁと思うものや、生活パターンももう劇的な変化は無いとわかっているから❗️京都は観光の人がたくさん押し寄せてるのが少し心配ではあるけどね〜

「朝ご飯は家で食べて、ゆるゆる散歩をしたり本を読んだり、ふらっとカフェでコーヒーを飲んで、お昼は美味しい粉もん屋でお好み焼き食べて、夜ご飯の材料を買ってかえる。ご飯もたくさん作りたい。それもめんどくさかったら近所の飲み屋に行ったり、バーも楽しいよね〜。歩いて帰れるところにたくさんバーもあるし、タクシーに乗っても金額はしれてます。京都は歩いて帰れないところは無いしね。たっぷり時間をかけてお風呂に入って、明日は自転車で骨董市を覗いて、美味しいパンを買いに行こう〜ワクワク❤︎この小さなウチから自転車で大体のところは行く事ができるもんね〜年金生活するにしても、京都の方が物価は安いもんね〜なんて、想像計画を立てています。だけど、シュミレーションできない事は現実にならないです。もう一つ、ボッチでも全然平気な私。大好きな歌舞伎も南座で見れるもんね〜

老後の生活はたして何処の街なら楽しいだろか?と考えてそれは、東京では無いなぁ〜とは痛感して思ったのです。東京の日々を想像しても楽しくないのです。老後の医療機関付きマンションも見学したけど入院しているみたいだったです。東京は老人に優しく無いよね〜

思いつきの様な行動ですが、うまく行くか行かないかは、まだ未知です。しかし今回の家を建てるのはかなり自分では計画的です。ちょっとワクワクしながらも不安もいっぱい。年内、気張ってみます。引退生活は、全ての終わりじゃなくて、老後の始まりなんですよね〜楽しみの老後を計画しなくちゃ❗️です。