毎日大切に育ててきたのに、急に葉が黄色くなると悲しくなりますよね。
それは植物のSOSかもしれません。今回は観葉植物の葉が黄色くなる原因をご紹介します。
水の上げすぎ
葉が黄色くなる原因で一番多いのが水やりの仕方です。
かわいさのあまり、毎日水やりをしていませんか?
水やりの基本は、土が乾いてから、下からお水が出るまでたっぷりとあげることです。
日当たりや風通し、季節によっても土の乾燥速度は違いますし、鉢の素材や大きさによっても違うと思います。
植物の性質によってもお水が好きな植物もあれば、お水が少なくても大丈夫な植物もあります。
例えば、多肉植物はお水を上げる頻度は比較的少ないですし、アジサイなど水分をたくさん欲しがります。
ですから、植物の性質をよく知ることが大切です。
それでもわからないときは、葉の様子を見て、いつもより葉が垂れ下がっていたら水をあげるようにしましょう。
水切れ
うっかり水やりを忘れていませんか?
葉に元気はありますか?
土がカラカラに乾いている場合は、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりあげましょう。
夏場で温度が高かったり日当たりが良すぎて乾燥しやすいときは朝夕二回あげて様子を見ましょう。
日光不足
観葉植物は光の量が足りないと光合成ができず、色素が薄くなりヒョロヒョロと間延びしてしまいます。
また、室内の照明のみでは光量が足りず日光不足になってしまいます。
なるべく日の当たる場所、窓辺などに置いてあげましょう。
寒さ
温度の低いところに置いていませんか?
植物には耐寒温度があります。耐寒温度より低いところでは葉は枯れてしまうでしょう。
特に原産国が南国などの場合は寒さに弱いものも多いので、寒さが原因の場合は暖かい場所に移してあげましょう。
葉焼け
日当たりがいいところが良いからといって、直射日光は当たっていませんか?
日光が強すぎると、葉が黄色くなってしまうことがあります。
日当たりが必要な植物であれば、レースのカーテン越しに当てたり、午前中の日が当たる場所
など置く場所を変えてみましょう。
根詰まり
3年以上植え替えをしていないのならば、根詰まりの可能性があります。
1~2回り大きな鉢に植え替えましょう。
植え替えは、成長期の5月~9月までに行うのがいいでしょう。
根腐れ
土の水はけが悪いことで根腐れが起こり葉が黄色くなることがあります。
また、受け皿に水を溜めたままでも根腐れを起こします。
水はけのよい土に植え替えましょう。
植え替えるときは腐った根は切り落としてしまいましょう。
環境の変化
観葉植物は環境が変化すると、ストレスがかかり葉が黄色くなることがあります。
例えば、季節の変わり目(秋~冬)、植え替え後、置き場所を変えた時などです。
このような場合は、変色した葉は落として、環境に馴染んで新芽が出てくるまで様子を見ましょう。
肥料焼け
肥料をあげすぎていませんか?
植物の根と土中の肥料の水分には浸透圧があります。
土の中の肥料の濃度が濃いと、浸透圧で根中の水分が土中に流れ出て、肥料の濃さを薄めようとします。
これによって植物の根が水分を吸えなくなりしなびてしまうのです。
肥料をあげすぎてしまったときは、水をたくさんあげて肥料を流すか、新しい土に植え替えましょう。
病害虫
病気になっていませんか?
病害虫が原因で葉が黄色くなり、ゆくゆくは枯れてしまうことがあります。
病気にかかっている葉はすぐに取り除きましょう。
病害虫の予防には、風通しの良い場所に観葉植物を置くようにしましょう。