何かの折に、

東京の夜景の美しさは、世界の都市の3本の指に入ると聞いた。


なるほど。


東京の昼間の醜さは、世界の都市の3本の指に入るだろうな。

知り合いがカフェと雑貨店を営んでいるため、

観光と手伝いを兼ねて

軽井沢へ行ってきた。

予想に反して午後からの晴天に恵まれた。

売上のほうも予想に反してはいたが・・・。


軽井沢駅から旧軽井沢へ抜ける道沿いで手伝いをしていたのだが、

殆どの人間がブランド物の袋を抱えている。

そう、アウトレットから流れてくるのである。

常に疑問が付きまとうのだが、

なぜ軽井沢に来て洋服などの買い物をするのか。

わざわざ売れ残りの商品を

東京から200KM離れた地に運ぶのか。

人々はなぜ200KMも遠出して、B級以下の商品を購入したがるのか。

理解不能。

何をしに軽井沢までお越しになるのか??


日本人は元来観光地を作るのが下手である。

爽やかな陽気の軽井沢。

なぜこの素晴らしい土地をこうも滅茶苦茶にしてしまうのか。

なぜこの素晴らしい土地を活かせないのか。

なぜ観光地はアウトレットと、わけのわからん博物館なのか。


東京暮らしに慣れて、

自然を愛でるということを忘れた日本人。

コンクリートの中にしか、

管理された社会の中でしか楽しむことができない。


もっと、自然としっかり向かい合ってみようぜ。


ただ、その大自然にカラダを預けるだけでいいんだがな。

原爆ドームの前でピースをして写真を撮る外国人。

アメリカ人ではないことを祈る。






平和記念公園は、市民の憩いの場に。

広島の人たちの心は本当に癒されているか。



仲睦まじい宮島の鹿たち。

ただし、人間に飼いならされている君らは生かされている。





原爆ドームの内部の瓦礫の中にこそ、

本当の生命と死が埋もれている。

その中をしかと見よ。



死を想え。

本当の生命を感じろ。