爺さん、デイサービスを週2回利用するのがギリギリ我慢の限界だった。
「あんな大人の幼稚園みないな所へ行かせやがって」と
プライドが天より高い爺さんはプリプリ怒っていた。
毎回デイサービスの日は、お腹痛いや、しんどいや仮病を使ったりして嫌がった
デイに行っても、出入口付近でドアが開くのを待ち、逃走を図ったりもした
何度か15時半の帰宅予定よりも前にデイサービスから電話があり、
「先生が帰りたいとおしゃって我慢してくれません、もう送らせてもらっても良いですか?」と
電話も入った。
そんな感じだったので、何処のデイサービスも長続きしませんでした。
ところがある日、爺さんの目がハートに嬉しそうに帰ってきた
送迎の車を運転する、可愛い笑顔のヘルパーさん
そうです、爺さんの好みのタイプ ニタニタと笑顔満載
「あいつ先生、先生ってワシを慕っとる」と爺さんの妄想が始まった
「〇〇めぐみって言うねんて」としっかり名前までチェックしていた
車から降りるのを手伝ってもらって嬉しそう、コレは続くと確信した
案の定、「あいつ(めぐみさん)が、先生またお待ちしてますねって言いよるから行ったらな」と
その日からデイを休みたいとは言わなくなりました
普段はデイから帰る時間に、おもてに迎えに出て待っていないと怒る爺さんでしたが
めぐみさんに送ってもらえた日は、待っている私に「あっちへ行きなさい」と
(何でや)と後ろで様子を伺うと
一人で歩けるのに、ワザとふらつきヨチヨチと歩き、めぐみさんに手を引いてもらって爺さんは嬉しそう
このエロ爺とアホらしい反面、爺さんに楽しみが見つかってホッとして嬉しくもありました。
婆さんには、嫉妬で怒り出すと思ったので内緒にしてあげました