花LaLaオンラインに掲載されている某漫画を読んだ。120%批判になってしまうので一応ここでは作品名は伏せておく。デッサン狂ってるなとか内容とかツッコミどころは色々あるけどそれ以上に不快になった。思わず失礼を承知で作者さんのtwitterに苦言を呈してしまった程だった(アンケページの文字数制限+都合の悪いコメントは作者さんに流さないような気がしたため)。批判するにあたって一応全話読んでみたけどこれどう考えてもゴムなしでやっちゃってるんだよね。普通学校に避妊具は置いてない。文化祭の後だったりとか少女漫画の突然に的なシチュエーションなのに高校生が避妊具持ち歩いたりするか普通っていうのが本音。教室でだったり保健室でだったり今のところ全3話中全話ヤッてる。しかも中身がなくて、ただヤッてるだけのTLみたいな。わたしの推し作品ではヒロインちゃん可愛すぎてふたりっきりなのにヒーローくんよく我慢してるなぁと思う程なんだけど、そういうのも全くない。ただ動物園のお猿さんと同じ。
わたしの付き合いだけ長い友達が去年当時16歳で妊娠して、友達誰にも言わずに産んで、高校も辞めた。今もごく親しい部類の友達にしか公表されてなくて、その部類に入るわたしたちには事後報告。出産したって聞いた感想が正直「避妊なしでヤるとか馬鹿じゃないの?」だった。その子も相手の彼氏もお世辞にも美男美女とは言えない顔立ちで、LINEで送られてきた赤ちゃんの写真は新手のモンスターかよ、って思うほどに全く可愛いとは思えなかった。例の彼女は性格に難ありのせいかわたしたちのグループで1人だけ疎遠にされていた子で、他のみんなも自業自得だろみたいな感じだったけど、わたしは彼女のこと嫌いではなかったし、付き合いだけは長いから今だに引きずっている。何でひと言でも相談してくれなかったんだろうってただやるせなかった。産むこと自体は本人の決断だしどうこう言うつもりもその権利もないけれど、多分、いや絶対、出来たって判ったとき彼女はどうしようって死にたくなったんじゃないかな。絶対に喜べはしなかったと思う。そう思ったらすごく苦しくなったし、辛いときに話だけでも聞いてあげられてたらなってすごく後悔した。両親によると、わたしが出来たって判ったとき、父も母もすごく喜んで、急いでエアコンを買いに行ったらしい(なぜにエアコン)。家帰って来るたびに暴れる父のDVもぴったり止んだって聞いた。父が大嫌いな母方の祖父母でさえわたしが生まれたときパパがいちばん喜んでたよって教えてくれた。でもあの彼女は同じ喜びを抱えて、そんな当たり前のしあわせを周りの人と共有することすら出来なかったんだと思う。生まれた後もわたしたち友人勢ですら素直に祝福できないっていうのが本音で、公表すら出来ないんだからもちろん周りから祝福されることもない。かなしいね。普通なら喜ばれるべき存在の赤ちゃんが、いちばんの愛をくれるはずの両親に「出来なきゃよかったのに」って言われること。堕ろそうかどうか真剣に悩まれること。わたしたちが普段忘れている生命の重さ。彼女は普通の女子高生の生活を捨てて子どもを産んで、今はしあわせなのか知らないけど、結果はどうあれ、すきな女の子とその赤ちゃんにそんな思いさせるようなことは絶対にしてはいけないと思う。本当に相手のことを思いやっているのなら、そんなこと絶対にしちゃいけないし、するはずがない。
正直なところわたしは未成年のセックスについて可もなく不可もなく避妊前提ならまあいいんじゃないのって感じだし、その作品のキャラたちが魅力に溢れていて本当にお互いを想い合っている事が伝わるなら、漫画内でそういうことを匂わせるシーンがあっても構わないと思う。でも今回読んだこの漫画はまさに例の彼女と同じだと思った。快楽に流されてやって良いことと悪いことの区別も付かずに今を楽しんでいるだけ。少女誌だけに何やら女の子向けにキュンキュン仕様で描いてあるしすごい美化されてるけど、描いていいことといけないことあるんじゃないかな、っていうのが本音です。花ゆめは10代の女の子向けの雑誌(少なくともわたしは小5から読んでる)で、オンラインと言えど若い読者さんが沢山閲覧するわけだ。もしもこれと同じような内容の作品が花ゆめではなく同じ白泉社のsilkyなり他社のTL雑誌なり成人向けの雑誌に掲載されていたとしたら、わたしはたいして批判したりはしない。世の中にはモラルのない漫画が溢れていることを知っているし、そういった作品を好む人がいることも分かっているからだ。そもそも成人向けの雑誌には年齢制限が設けられているし、現状はどうあれある程度の常識や良心を身に付けた年齢の読者さんが読むことになっている。でも花ゆめは違う。10代の女の子なんて多感で色んなものに影響を受ける時期だし(わたしもまだ10代だけど完全ババア目線)、わたしの友達のように間違った認識で行動してしまう人もいる。彼女の妊娠のニュースを聞いたとき、母は「〇〇高にはちゃんとした性教育ないのかねえ」と漏らしていたが、やっぱりそういう「避妊はしましょう、そして責任取れるまでしちゃだめよ」みたいな小さな認識のちょっとずつの積み重ねで正しい常識は構築されていくものなのだと思う。逆にも同じことが言える。そういう軽々しい性行為を美化した漫画だの本だのアニメだの何でもいいけど、それらが年齢制限すら設けず大量に存在している事が問題なんじゃないか。本やサブカル系だけが悪いと一概には言えないけれど、それらの積み重ねで間違った常識を構築してしまう事も十分あり得る気がする。これはグロにも然り。グロもグロで中学の頃には実際にわたしの友達がグロ作品がきっかけでどんどんおかしくなっていくところをリアタイで見てたことがあった。どちらにしろ、きちんと現実を受け止めて自分で判断できるようになるまでは、そういう作品には手を付けるべきではないと個人的には思うのです。
作者さん及び作品に問題があるとはもちろん思うけど、オンラインとはいえ客寄せのためにあんなモラルのない作品にGOサインを出した編集さんにも非はあると思う。今回のことでずっと大好きで将来働きたいとさえ思っていた白泉社さんの株がだいぶ下がった。twitterはスルーされる可能性高い気がするけど今後の対応に変化が見られることを願う。個人的にエロいのが読みたいなら花ゆめじゃなくどことは言わないが他系統の雑誌行けばいいと思う。そんな花ゆめカラーに相応しくないっていう批判も込めつつ。
しあわせを持ち合わせ
ひとりよりふたりなら
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うれしくって抱きあうよ
YUKIちゃんの「うれしくって抱きあうよ」は所謂そういう曲だけどやさしさに溢れた「全肯定」の歌。こんな世界がもっと広がるといい。