こんにちは。

 

小夜子です。

 

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夫(夜明けさん)に拒否される側のレス妻です。

 

新婚からずっとセックスレス。

気づけば干支一周回ってました。

 

私と夫の夜明けさんが本当の意味で向き合い始めるまでの12年間の歩みを綴っていきます。

 

本ブログはセックスレス解消指南ブログではありません。

 

「どう生きるか/死ぬか」に真剣に向き合った私の人生のターニングポイントの記録です。

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前回の記事にコメントもありがとうございました!

 

「・・・本当にこのままでいいのだろうか。」

 

夜明けさんは私としたいとは一切思わないのだろうか・・。

 

 

いや、夜明けさんは絶対私となんかしたいと思っていないと思う。

 

わかる。

 

日ごろの様子と長年の付き合いからしっかりと感じられている。

 

 

 

夜明けさんにとって私はもはやそういう対象ではないし、

「それとこれとは別」なんだと思う。

 

 

 

とはいえ、夜明けさんは毎日スキンシップは欠かさない。

 

まるでガス抜きでもするかのように

 

肩を抱いてきたり、抱きしめてきたり、なんならキスだって全然出来るし、ぎゅっと飛びつくことだって出来る。

 

 

 

スキンシップがあれば満たされるという女性だっているのに

 

どれだけ肩を抱かれようがキスされようが

 

満たされないのは何故なんだろう。

 

 

わたしがドスケベとかそんななのだろうか。

 

 

 

 

「スキンシップから始めればいい」とはいうけれど、スキンシップはもう十分足りてるのです。

 

そうやっておけば満足するだろうとでも思ってるのかな・・。

 

 

心の中はどんどん距離を取っていくのに

スキンシップだけはあるという歪な関係。

 

スキンシップは取るけど、そこから先は絶対に進まないぞ、

進ませてたまるかという気配すら感じるのです・・・。

 

 

 

 

 

人間は我慢しないといけない状態が長期間続くと戦おうという意欲すら失せるそうです。

 

というか、

 

「戦える」という発想すㇻ浮かばなくなるらしい。

 

 

わたしは何も言えなくなっていました。

 

 

子育ても自分ひとりでするからアナタは口出ししないでと言い放ち、

わたしと夜明けさんは完全分業制を取りました。

 

そんな状態なのに「セックスはしたい」だなんて口が裂けても言えない。

 

 

一人で子育て出来ると思ってた。

 

一人でなんでもできると思ってた。

 

わたしならやれると思ってた。

 

 

 

でも、一人で全部をこなそうとすればするほど

 

わたしと夜明けさんはますます家族になり、

 

男と女どころか、

 

妻と夫でもなく・・・

 

まさに

 

「一応夫婦という形をとっている」同居人のようになっていきました。

 

 

ていのいい言葉でいうと「同志でありパートナー」というところでしょうか。

 

 

わたしが子育て、夜明けさんは仕事。

 

同志って・・・響きはいいけどなんだろ・・。

 

わたしたちはそもそも同志とも呼べないのかも。

 

 

 

こんな状態で私が夜明けさんに迫ったら・・・

 

絶対に嫌がられるに決まってる。

 

 

あの時のあの目が忘れられない。

 

もう傷つきたくないし、泣きたくないし、自信も失いたくない。

 

 

シンプルに人肌に触れたかった。

 

 

もういい加減こんな味気のない毎日が少しイヤになっていた。

 

 

たまには私だって潤いが欲しい。

 

 

この体の底から乾いていくようなこのどうしようもない渇きを潤したかった。

 

 

 

 

でも・・・

 

 

誘えない。

 

 

 

誘ったとしても嫌がるのが目に見えているし、

 

わたしだって相手の嫌がることはしたくない。

相手が不快に思っていることもしたくない。

 

 

そして自分の夫が妻である私としたくない

するのが嫌いだ、いやだと思っている事実を

受け止めなくてはいけない・・・。

 

 

つらい。

 

 

 

 

 

ここでアタックして微妙な空気になるぐらいだったら

 

もう自分が僧侶のように耐えて耐えて耐えて

 

この渇きなんて忘れるぐらい何かに忙しくすればいいのだと思って

 

結婚してからず~~~っとやってきたけど、

 

時々発作のように訪れるどうしようもない孤独感、寂しさ、虚しさにわたしの胸は苦しくなりました。

 

 

 

 

まさに発作とはうまく言ったものです。

 

 

普段は何とも思っていないのに、

 

 

いざ考え始めるとどこまでも深く考えてしまってまた私の頭の中で自分と自分が永遠にやり取りを始めます。

 

 

・・・夜明けさんに触れたい。

 

あの頃のように戻りたい。

 

 

でも・・どうしたらいいのかわからない。

 

 

 

 

 

嫌がる相手に正面からぶつかっていけるほど勇気があるわけでもないし、

冗談っぽく話すにはあまりにも私達夫婦の間に立ちはだかる壁はどんどん高く積みあ上がっている。

 

 

 

普段から夫婦でこの手の会話ができていたり、レスじゃなかったら

何をそんなに思い悩むことがあるのよ、さくっと気軽にアタックして見たらいいじゃないと思われるかもしれないけれど

 

一度ドツボにはまってしまったレスられ妻としては

 

この最初の1歩を踏み出すことがどれだけ勇気のいることか。

 

 

 

 

 

 

言えないから明日言おう・・と決意して、

明日が来れば「また明日にしよう」と先送りして

 

「明日にしよう」が「来週にしよう」

「来週にしよう」が「そのうちにしよう」と

 

どんどんどんどん

 

・・・・そうしてるうちにだんだんと自分の発作も治まってくる時がやってくるので・・・・

 

 

レス歴何か月どころか数年なんてあっという間に仕上がってしまいます。

 

 

 

 

 

子どもが生まれたら何かが変わるかと思ってたけど・・・

 

なんにも変わらないどころかますます離れるばかり。

 

 

 

 

毎日のスキンシップはあるのにその先はぜっっったいに踏み込ませないぞという結界が張られている夜明けさんに

 

 

どうアピールしていいのかもわからなかったけど

 

 

わたしは・・・

 

たまらなく寂しくなって

 

 

ある夜、チャレンジしてみることにしました。

 

 

怖くて仕方がないしきっかけもないけど

 

私は夜明けさんに迫ることにしました。

 

 

 

つづく。