こんにちは。
小夜子です。
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夫(夜明けさん)に拒否される側のレス妻です。
新婚からずっとセックスレス。
気づけば干支一周回ってました。
私と夫の夜明けさんが本当の意味で向き合い始めるまでの12年間の歩みを綴っていきます。
本ブログはセックスレス解消指南ブログではありません。
「どう生きるか/死ぬか」に真剣に向き合った私の人生のターニングポイントの記録です。
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前回のお話はこちら
さて、今日は皆さんが気になる「どのようにして薬をゲットしたのか」というお話についてです。
おそらく皆さま「病院に行くことを嫌がってたんじゃないの?」という疑問が湧いていることと思われます。
私が産婦人科に通い始めた時にも、男性がEDの相談をしに病院に行くのはものすごくハードルが高く躊躇することだと書きました。
もちろん病院に行って相談するのがベストだし大正解でことはたしかなのですが、
とはいえ、
病院に行くことに躊躇する気持ちもわかりますし、恥ずかしい気持ちも、
そして「行ってほしい」と頼むことへの気まずさ、しんどさも分かるような気がします。
行く気のない夫に「病院に行ってよ!」とお願いする労力をかけることすらしんどいという妻側の気持ちもありますしね。
そんなことを書いておきながら、じゃぁ夜明けさんがどのようにしてED治療薬を手に入れたのかというと・・・
このようなワケだったようです。
(この事は私自身も小夜子を書き始めるまで知らなかったことです)
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こんにちは。
引き続き、小夜子の夫の夜明けです。
ボクが何故ED治療薬を手にすることになったのかについてお話します。
あくまでも今から15年も前の話になりますので、今とは全然違うことを頭に置いて読んで頂ければと思います。(医療の世界での15年は月とすっぽん並みに違うと思います)
何度か小夜子との子作りを試してみたものの・・うまくいかないことに対して、小夜子の前では虚勢を張って弱気な姿を見せることはできませんでした。
自分がこのような状態に陥ってることを小夜子の前で認めたくない気持ちもありましたし、
謝るのも何か違うし・・かといって逆ギレするのも違うし、
苦肉の策で、2人の未来のために勤めて前向きに「そのうちなんとかなる」という方向性で小夜子を励ましていたようにも思います。
「射精は出来なくても妊娠している可能性はある!」と言ってみたり、
しまいには「子どもがいない人生もまたそれはそれでいい」と言ってみたりしていたようです(記憶にはありませんが)
小夜子と「今後どのようなチャレンジをしていくか」という話の中で薬に頼るという案が出たのか・・出ていないのか記憶が定かではないのですが、
「病院に行く?」という話はしたような気がします。
小夜子にそう言われた時にはたしかに気乗りがしませんでした。
相談するのが恥ずかしいという気持ちもありましたし、
そこまでまだ深刻じゃないと思いたい気持ちもありましたし、
「わかった!すぐ行く!!」とは返事出来ない自分がいました。
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そんなある日、ボクは仕事関係者と食事に行きました。
(いわゆる接待というやつです。ちなみにボクは製薬会社に勤務していました)
ボクと、先輩、薬剤師の先生。
この3人での食事会でした。
食事会の席で、ボクたち新婚夫婦の子どもについての話になり、そこで今抱えているボク自身の問題を打ち明けてみることにしました。
今、子どもが欲しくて頑張ってみてるのだけど、妻とは出来ないこと。
妻だから・・途中で萎えてしまって出来なくなってしまうこと。
このようなことを酒の勢いに任せて告白しました。
この席に女性がいたとしたらおそらく大反感を買った事でしょう。
妻とだから出来ない。萎えてしまう、
なんて女性からしたら受け入れがたく、大ひんしゅくを買うか、大激怒されたと思います。
そもそも女性がいたとしたらこんな相談を絶対にしていないと思いますが・・・(^^;)
しかし、男だけの世界は他人の事情に踏み込みすぎず、自分との境界線を引いて付き合うパターンが多いので、特に驚かれることはありませんでした。
よくいえば他人への興味が薄い、悪くいえば冷たいとなるのかもしれませんが、
ボク自身はこのぐらいドライな関係性の方が助かる場面が多いように思います。
妻だから出来ない。萎えてしまう。この事をわずか25歳の新婚夫婦を送る奴から聞くとは思ってもみなかったことでしょう。
それでも彼らは驚くでもなく、茶化すわけでも引くわけでもなく、ただ静かに受け止めてくれました。
また、薬剤師の先生(男性)本人も不妊で苦労した経験がおありだったので
(原因は男性不妊でもセックスレスでもありませんが)
子どもが欲しいけど出来そうにない ということに関しては理由がどうであれその苦悩にとても共感してくださいましたし、
先輩も不妊を経験して子どもを持つことを諦めた経験者なので
2人とも「そうなんだ、、、それは大変だな」と一言目に返してくれました。
先輩も薬剤師の先生も奥様とは普通に致せてたと思うので、
(そういう話も聞いていました)
「妻だから出来ない」感覚をこ本当の意味で理解できたかどうかはわかりません。
が、少なくとも医療に携わる人間として、
それなりに知識はありますし、なんら不思議ではないという認識ではあったと思います。
薬剤師の先生からすると、日ごろ薬局でED治療薬を処方することもあるので
そのあたりの事情なども分かっておられましたし、
特に何か聞き返すこともなく、
そこで「薬に頼ってみる手もあるぞ」ということをアドバイス頂きました。
ボクの中でうっすらと「そういう選択肢を取らないといけないかなぁ・・・いやだなぁ・・行きたくないなあぁ・・」と思っていたところへ、
この二人の先輩からトンと背中を押してもらったような気がします。
またED治療薬を生産しているメーカーの営業マンとも繋がりがあったため、
効果などの話についてはなんとなくですが知ってはいました。
(ちなみに使用感を聞いた人からはのきなみ「すごいぞ!」という感想を貰っていました)
たしかに恥ずかしいし、出来ることなら行きたくないですし、
もしかしたらもう一度復活出来るんじゃないか・・と思いたい自分もいましたが、
相談に乗って頂いた二人の思いに報いるためにも、ボクは泌尿器科へ行きました。
(小夜子のためじゃないのか!と怒られそうですがボクの場合は直接動機付けになったのは相談に乗ってもらったことがきっかけでした)
ED治療薬を貰うって何科に行けばいいのか分からない方も多いとは思うのですが、
泌尿器科がメインです。
今の時代であれば男性専門のお悩みクリニックも都会の方ではありますよね。
ただボクは地方の田舎暮らし&15年前だったので泌尿器科に行きましたが、
泌尿器科はEDを専門分野とはしていません。
あくまで「EDの悩みを受け付けるのはしいて言うなら泌尿器科」というぐらいのポジションだったので、EDにとても詳しいとか特化しているとか。そういうわけでもありませんでした。
ボクはとにかくレビトラを処方してもらえればそれでよかったので、
淡々とこなし処方してもらうこととなりました。
ボクはあまり他人に大事なことを(身の上話は特に)相談しないタイプなのですが、
この時はボク自身も追い詰められていたのか、
同性の知識豊富な人に相談に乗ってもらえたこと、そしてこんな自分が打ち明けられたこと自体はとても大きなことだったと思っています。
結果的にレビトラはボクには合いませんでしたし、合わなかったということで再度病院に行って薬を変えてもらう・・・というほど薬の種類も今ほどなく(地域柄もあると思います)
最終的にED治療薬は目的を果たせず終わってしまったわけですが、
全員に効果がないわけではないですし、
むしろきちんと効果のある場合の方が多いと思いますので薬そのものに悲観する必要はないかなと思います。
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はい、というわけで・・・!
あまり人に相談しない夜明けさんが、
そして私の言うことにはあまり耳を傾けない夜明けさんが(笑)
行動を起こすきっかけとなったのは
同性の先輩方のおかげだったというわけですね。
持つべきものは友ですね・・・!
(友じゃないか(^^;)
男性同士の会話って
女性の私からしたらあっさりしすぎていて、
「え!それで終わり!?」と驚くようなパターンも多いのですが
(例えば同僚に赤ちゃんが生まれたよ~~という話だけは聞いて帰ってきて、
「男の子?女の子?」と聞くと「知らない」と帰ってきたり(ズコ~~)
他人にどれだけ興味がないんだよ!と突っ込みたくなるシチュエーションも笑)
案外、そのぐらいドライな世界ってそのぐらいの方がいいのかもしれないですね)
お薬の話は次の1回で終わります!
次回は番外編的に時代をワープして「今現在悩んでる方にお伝えしたいこと」です。
お楽しみに・・!
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