グッバイ、ハリウッド。6

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メロス

まさか僕がブログを更新しようものなど誰も思いもつかないと思いますが更新します。

何が言いたいのかと言うとですね,昨日,少年が「走れメロス」のメロスが実は往路は歩いていたのではないかという衝撃の自由研究を発表したというニュースに触発されたのです。
というのもね,僕も中1のときに走れメロスの偽善性について問題を提起したことがあるのです。

小中学校で非常に重たい課題,それが読書感想文です。
僕のような活字を読まないちびっこには本当に苦行でした。
漫画を含めてくれればいくらでもいけるのに。
「ヤムチャが弱いか否かに関する水餃子的考察」とか書けたと思うんです。
でも,国語の先生はそんなことを許してくれないのです。
あくまでも文字を呼んで,文字で返せと言うことを強要するのです。

で,当時の中1の僕ですけどね。
毎年,要求される読書をせよ,読書の感想を述べよという強要に対して,非常に不満を持っておりました。

何で僕が推薦図書を呼んで,その感想を述べなければならないのか。
感想を言いたい時もあれば言いたくないときもあるじゃん!
感想なんて言いたい時に言えばいいじゃん!
ということで,僕は不満まんまんなのでした。

そのようななか,中学生になり,夏休みも部活に行けとか言われて,休みじゃないじゃん!とか
思っていた僕に出た読書感想文をかけという命令。
こ,この忙しい状況で,読書しろと?そのうえ,感想を文章にしろと?
僕のストレスはマックスです。もはや,ストックスと言えるでしょう。

そんなすさんだ心の僕は,ひとまず家にあった走れメロスを読んでみました。
すさんだ僕の瞳に映ったのは,「おいおいメロスさんよー,君,ちょっと無理してない?」という気持ちだったのです。

いやいや,そんな馬鹿な!そんなこと言ったら国語の先生に怒られる!
人の気持ちが分かってない君はモンスターだとか言われそう!
ドクターテンマ,僕の中のモンスターがこんなに大きくなったよとかいう流れに持っていかれそう!
ガリガリバリバリムシャムシャゴクン!みたいな!

ということで,そんな一般的な流れには逆らいたくないと思った僕でしたが,
途中でもうどうでもよくなってメロスをこき下ろしてしまいました。

どうしようもない偽善者だぜ!ファッキンメロス!もうちょい頑張れ!
みたいな読書感想文を書いてしまいました。
賛同を装うのがめんどくさかったのです。

ところがね。
これが国語の先生がべた褒めだったんですよ。
自分もそう思っていた!みたいな。
え,そうなの?それはどうなの?教育者としてどうなの?とすごく思いました。
ファッキンメロス!ゴートゥーヘル!みたいな文章なんですけど。

でも,僕の「ファッキンメロス」の題材である走れメロスは,昨年度の国語の教科書に載っているから,
読書感想文のコンクールには出せないんだと国語の先生に言われて,結局お蔵入りになりました。


まあ,僕は褒められれば,それがどうなろうと別に知ったことじゃないんですがね。
そんな感じで,僕のファッキンメロス論はお蔵入りになって十数年経っていたわけです。
しかし,それと同じノリの,悪ふざけとも思われる,社会の潮流にノーと言えるというか,
たぶんどうでもいいけどお前おかしくない?という単純な疑問を追求した少年の
ハートが世間をにぎわせていることに僕なんとなくうれしくなったのでした。
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