あっという間に読みました。
たぶん、あたしの数少ない読書本の中で1番読むのが早かったんじゃないかな~。
文庫本を好むあたし、ハードカバーの本はなんだか苦手で読むのに時間が結構かかる傾向でしたが、この本は違いました。

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赤めだか/立川談春


立川談春さんが落語家を目指し、立川談志さんに弟子入りして、前座から二ツ目、真打ちになるまでのエッセイ。

この本を読むのに半年かかった。
……あ、読み始めるのに半年。
半年前に本はゲットしてたんです。
ゲットした理由は、落語が好きな友人に立川談春さんの独演会に連れていってもらったから。
生涯で二回、落語を聞きに行ったことがあります。
二回とも立川談春さんの独演会。
そして、本を買って読んでみようと思った。




手に入れてから半年、全く一度も読まず。
あまのじゃくなあたしは、人に勧めることはするけど、勧められるとダメなところがある。
面白いから読んでみてと言われ、もし面白くなかったら⁇
なんて素直じゃないんだろうと我ながら思う。



半年間、本棚に立てかけたままのこの本を読み始めたきっかけは意外にもアメトーークの読書芸人を見てから。
さらに、録画してたやつ。
一昨日の日曜日の夜、ものすごくヒマになりアメトーークの読書芸人を再生。
読書好きな芸人さんの家の本棚を紹介するコーナー。
7人の読書芸人中、3人の読書芸人の本棚に赤めだかがあった。





おぉ~。





あたしの本棚にもある~。
じゃ、読んでみようかなと。
そんな不純な理由で読み始めたなんて知ったら友人は怒るかしら⁇
いや、やっと読んだのね~とため息まじりに言ってくれるはず。





落語のことも落語界のことも全くわからない。
でも、この本を読んだらわかった気になってしまう。
そして、落語を聞きに行きたいなと思わせる一冊。
百聞は一見にしかず。
何かマンネリしている人がいれば、どうぞこの一冊を。
普通のエッセイ本じゃない、騙されたと思って読んでみてくださいな。

笑って、笑って、泣いて、笑える本。




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