君はいつだって、勝手だ(後編) | Goodbye Again

君はいつだって、勝手だ(後編)

君はいつだって、勝手だ(前編)後の話。


車中、大好きな音楽を聴きながら帰路へ着いた私。

溢れる思いは沢山あったけど、泣けなかった。

・・・泣きたくなかった。


だって、

やっと君への想いを本当に「思い出」に出来たから。


そう、

出来たんだよ。


この何年間、ずっとずっと考えてきた気持ちを整理して
前に踏みだそうと決意したんだ。


それなのに、いつだって君は本当に勝手だ。


地元へ帰って来てから約2週間後だった。


とても穏やかな日だった。


携帯が鳴った。

そこには、見慣れた番号と見慣れた名前が表示されていた。

なんて残酷なんだろう・・・。


出るか出ないか迷っているうちに、切れてしまった。


「 これでいいんだよ。 」

と、自分に言い聞かせた。

そして、また電話が鳴る。


自分に勝てなかった。


久しぶりに聞く、君の声。

元気のない声だと気づくのに、そう時間もかからなかった。


「 今、すごくつらいんだ。 」
そうに言う君を、放っておけなくて。

「 大丈夫?どうしたの? 」
思わず心配していた。

そして、君は
「 今から逢いに行くよ。 」
そうに言った。


ちょっと待って。

私、やっと気持ちの整理が出来たんだ。
いや、整理をつけたんだよ。

あの日、私ずっと待っていたんだ。


逢いたいと私が伝えても、君は連絡をくれない。
声が聞きたくて電話しても、君はいつも出ない。


いつだって、君は本当に本当に勝手だよ。


結局、私は君を出迎えに行った。

そして、君の悩みを聞き、君を励ました。


君は言ったね。

「 やっぱりお前が好きだ。 」


すごく嬉しかった。

でも、

信じられなかった。
怖かった。

いつだって、君は私を置いて去っていくから。


それでも、また次に会う約束をした。

ただし、日時指定はなし。


君は、少しだけ笑顔を取り戻して帰って行った。


そして、また私たちは離れた。



君はいつだって、勝手だけど

君も、本当は怖かったんだよね。



君のこと、ずっと応援しているから、強くなってね。


君のための、サヨナラ。


好きだけじゃ、一緒にいられないんだ。