画面の中の君。 | Goodbye Again

画面の中の君。

彼と、私、

出会った時から 離れていた。



彼は、中国。

私は、日本。




飛行機乗れば、数時間で行けるけど、

そう簡単ではなかった。




そして、私は一度も彼の住む 中国 へ 行くことも出来なかった。




遠距離恋愛



連絡手段なんていくらでもあったし、時差だってほとんどない。

ただ、

会いたいのに会えない

それが、つらかった。



でもね、

寂しい とか

つらい とか

そういう言葉で、君を困らせたくなかったから、言わなかった。



電話で話すにも、通話料が高すぎた。

何時間話したって、毎日話したって、

足りなかった。



そして、私たちはルールを作った。

・どうしても話したい時だけ電話する
・すぐに連絡しなければいけない時に電話する


それ以外は、メッセンジャーで話そうと。



君と話した会話の数々。

ひとつひとつ、とても大切だったんだ。

どんなに喧嘩したって、

本当に大切だったの。



だから、私は毎日のように会話を保存した。



あの時はね、

いつか、時間が経った時にね、
思い出として、二人で笑いながら話せると思ったの。

懐かしいね。って



あれから何年経っただろう。

もう5年以上の歳月が経っているんだね。



やっぱり君の笑顔が、

君のくれる言葉が、

大好きだ。



今は、仕事上メッセンジャーを使うことがある。

オンにする度、君の名前を眺めてた。

ログインすればいいのにって・・・。


でもね、

君が来ないこと、分かってた。



それなのに、今日何気なくつけてみたら・・・


君がいた。



すごくすごく、焦ってしまった。

どうしてだろう。


でも、

私はオフラインでログインしていたんだった。



ホッとした。

どうしてだろう。



息が出来ないんじゃないかってくらい、
ドキドキした。

一気に涙が溢れてきた。


でも、話しかけられない。


無視されることも怖い。


「 お前は 強いから 」


君はよく、そうに言ってくれた。



でも、

本当の私は・・・

機械の前で、一人泣いているよ。

ただの、画面なのに・・・


君がそこに存在しているという事実が、

嬉しくも辛くもある。



ねぇ、

今、何してるの?

幸せ?