Permutation/Enrico Pieranunzi


21世紀の決定的名演, 名盤エンリコ・ピエラヌンツィNew Trio“国内盤発売決定”ジャズ・ファンを唸らせ発売時から大絶賛を浴びる究極の一枚。

ジャズ史に連なり、また21 世紀に産み落とされた決定的な演奏と言って過言無しであろうエンリコ・ピエラヌンツィ氏のNew Trio による新作を遂に国内解説付きの作品としてリリースします。
新しく加わったメンバーは、スコット・コリーにアントニオ・サンチェス。
マーク・ジョンソン、ジョーイ・バロンと25 年に及んだトリオ活動を休止。
NYのコンテンポラリー・フィールドを拠点としたやや若いメンツとの新トリオは、作品を聴くまで、予測不可能とも言えましたが、このトリオが確信に満ちた、氏の自らの音楽生活にとってのある意味、新しい決意表明とも感じさせるほどのものであることは、今や言わずもがなでしょう。
前半部は、今までになく、アグレッシブなサウンド。コリー~サンチェスとのこれ以上にないスリルに溢れるトリオのインプロビゼーションには鳥肌が立つ興奮も必至。
アウト・フレーズもしばしば、矢継早にギリギリすれすれのフレーズが飛び出す展開には、ある種の前衛性さえも感じさせます。
でも、これは決して突然の変化ではないのです。
もともと、来日ライブでも、ジョンソン~バロンと、フリー・インプロに近い演奏も見せ、そこから何とセント・トーマスに突入し、大喝采を浴びたのがエンリコ氏でもあるのです。
そして、曲へのアプローチでいえば、80 年代にしてあの名スタンダード“いつか王子様が”のテーマを完全に壊した演奏も知られるところでしょう。
でも、限りなき冒険をしつつ、“美しい”印象を与えるのがエンリコ。
貫かれた美的感性によって、作品は、他の誰でもない唯一無二のエンリコ・ワールドになって行くのです。
後半部は、これぞ“イタリアン・エンリコ”の世界。冒頭3 曲から一転、M-4では、耽美なまどろみを感じさせる世界へ自然に移行。
この練られた曲構成にも驚きつつ、続くM-5 は、Soul Note の名盤『Seaward』辺りのファンの心をわしづかみにする美しさと言えましょう。
軽快なワルツにきらめく様なフレーズが踊るM-6 も魅力的・・・従来のファンの方も、この数曲で、納得すること必至で
しょう。
アルバムがリリースされるや否や、各方面から、大絶賛の嵐。NewTrio に一抹の不安を感じたファンも杞憂だったというコメント続々・・。
ヨーロッパ各地に加え、NYヴィレッジ・ヴァンガードでの公演も成功を修めたとの便りも届いています。 CDとして、ここまでアグレッシブなサウンドを収めたのも初であり、エンリコ・ピエラヌンツィの美しさと、氏の核心的なライブ的な面白さもある究極の作品。
決定的な名作の登場です!!(新譜案内より)