Tahji/田鹿雅裕


バップへの熱い想いで生きてきた“生命の証”を!
35年の裏方稼業に悔いはないが、齢50年を超えた今、日本ジャズ史にそっと一枚の名刺を差し出すように、生きてきた証として、一枚の作品を残しておきたかった…。

-生涯一作の覚悟を聴いて欲しい-

常に堅実なドラミング、サポートで定評のある田鹿雅裕のファースト・リーダー・アルバム。
ルイス・ナッシュに薫陶を受け、ハード・バップに一途なこだわりを持つ田鹿に強力なサポート陣が集まり魅力的なクインテットが誕生しました。
やや渋めながらサド・ジョーンズ、モブレー等のバップ好きに興味をそそられる選曲にも田鹿の好みが良い意味で反映されています。
実力を認められながら余りに自己を主張することのなかった彼が生涯一作のつもりで発表した力作に仕上がりました。
真のバップ派ならではのライヴ感覚にも溢れる、彼らしい作品になりました。


田鹿雅裕
jazz drummer 1958年 福岡県生まれ
国内のみならず海外のトップアーティストからも多くの信頼を得る日本のトップドラマー。
特にメロディーセンスとハーモニーセンスは抜群で、唄心を大切にし、
切れのよいスイングするドラミングは最も高く評価されている。