From Broadway To Hollywood/Lorez Alexandria


従来のジャズ・ヴォーカルのフィールドはもとより、クラブ・ジャズ~レア・グルーヴという側面でも注目を集める作品。
アレキサンドリアの作品中最もCD 化が望まれていた1枚!!
1950 年代後半からキング、アーゴ、インパルスといったレーベルでコンスタントに作品を発表し続けたアレキサンドリアが、1960 年代の終わりにプザズで2枚の作品を録音、およそ8年の沈黙の後、復帰第一作として発表されたのが本作。
この後、ディスカヴァリーなどのレーベルで次々と作品をリリースし、アレキサンドリアの新たなスタート地点となった、彼女の経歴の中でも意義深い作品。
オリジナル盤はトリオ・レコードからリリース。
録音は1977 年8 月15 日、29 日と10 月21 日にハリウッドで行われた。
タイトルの『フロム・ブロードウェイ・トゥ・ハリウッド』は、本作がブロードウェイ・ミュージカル『ア・コーラス・ライン』のナンバー「ワン」で始まり、映画『ココナッツ・グローヴ』の主題歌「ユー・リーヴ・ミー・ブレスレス」で終わることに由来。
全体的な内容も「カム・サンデイ」と「ザ・ブライト・ライツ・アンド・ユー」以外はミュージカルもしくは映画音楽のカヴァーで構成されている。
編曲はピアノで参加しているアート・ヒラリーもしくはギルド・マホーネスが担当。
英ジャズマンからシングル盤で再発され、同レーベルのコンピレーション『ホワット・イズ・ロング・ウィズ・グルーヴィン』に収録された「センド・イン・ザ・クラウンズ」も収録された、まさに待望の作品!(新譜案内より)