【GAP実践セミナーのプログラム】
_________________________
1日目  10:15-16:45
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
1(講義1)GAP概論「GAPの意味」
 ・GAPの正しい理解
2(講義2)GAP実践「農場評価」
 ・農場評価とは
3(演習1)リスク発見(事例写真)
 ・事例写真からのリスク発見の演習
4(講義3)GAP実践「リスク評価ツール」
 ・農場のリスク評価
5(講義4)産地の対応
 ・実施のポイント

※情報交換会 『GAPに取組む人たちの意見交換会』 会費4,000円
_________________________
2日目  9:15-16:30
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
6(演習2)農場評価ケーススタディ
 ・模擬的農場評価(ペア)
7(講義5)農場評価(監査)概論
 ・評価者の心得
8(演習2)続
 ・演習2の解説
9(演習3)グループ討議
 ・模擬的農場評価(グループ)
10(講義6)産地で取り組むGAP
11 研修まとめ


_________________________
開催の趣旨
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 現代の農業は、化学肥料や化学農薬の登場により生産性が飛躍的に向上しましたが、同時に、土壌や水質などの汚染、自然生態系・農業生産体系への悪い影響が現れてきました。それらの問題を改善するために、GAP(Good Agricultural Practice、適正農業管理)、つまり「良い農業の実践」が提案されています。

 GAPは、環境・資源の保全により農業の持続性を確立し、農家の作業の安全や消費者の食の安全を確保するための、いわば現代農業へのアンチテーゼなのです。

 「良い農業の実践」の道標として2011年5月に「日本GAP規範ver.1.0」が刊行され、栃木県や富山県、長野県などでも県版の「GAP規範」が作成されています。生産農家は、これらの「GAP規範」を必携の書として自らの生産計画を見直し、課題の改善に努めることが必要です。また、普及指導員や営農指導員は、農家のGAP実践へのきっかけを作り、農家のGAPを具体的に支援する必要があります。

 農業関係者が農家のGAPを支援するためには、GAP規範の理解と農場評価の判断力が必要です。農家の農業実践がGAPであるためには、先ず第1に「環境・人・食品」に関する充分な「リスク認識」を持って農場における問題点を把握することが必要です。このようなリスク認識を支援することがGAP指導者の大きな役割の一つであり、農家自身よりも客観的な判断ができるからです。

 農場の、①どこが問題なのか、②なぜ問題なのか、「GAP規範」に基づいて問題の根拠を明らかにし、③「どうすれば良いのか」を指導・示唆することで、農家は問題点の改善が容易になります。

ご希望の方は、こちらからお申し込みください。

開催案内&参加申込ページ:
http://www.fagap.or.jp/education/seminar/201211.html