西武の岸孝之投手(29)が、プロ史上78人目、89度目のノーヒットノーランを達成した。

 打者28人に117球を投じ、四球は1つだけ。8つの三振を奪った。西武では、96年6月11日オリックス戦での渡辺久信以来の快挙達成となった。

 最後の打者となったロッテ荻野貴を一邪飛に打ち取ると、両手を上げて手をたたいて喜んだ。ヒーローインタビューで、岸は「まさか、まさかです。真っすぐが良くて、変化球はいまいちだったんですけど、銀仁朗(炭谷)がいいところをうまく引き出したリードをしてくれたかなと思います。7回からちょっとざわざわっとし始めたんですけど、その辺から意識しました」と振り返った。