量子さんの介護シリーズ第1章
〜決断するまで〜③
   あの免許証返納!!!より。


今年になって特に多くなったニュースで、
高齢者の運転ミスによる大事故ガーンガーンガーン

このニュースを見るたびに胸が痛くなり、
あの日のことを思い出すのです。


私の父は今88歳。
90歳となる2020年、オリンピックまでは、
生きたいな?が口癖で、
本人は85歳までは運転を続けるつもりでした。


しかし、母が逝ってしまった後、父が82歳の時、
側で見ているわたしは、
父が人様を巻き込む事故を起こす前に、
免許証返納させようと思い説得に当たっておりました。


しかし、父はそれを許さず。
そうなると自分の思うままに、
囲碁に行けなくなるので聞き入れることは
なかったのです。
(この時、父は三ヶ所の囲碁の会場を渡り歩いてました)


囲碁三段だった父は、年々弱くなってきて、
負けがつのると、面白くないのか?
早く切り上げてまた別のところへ。
そんな気まぐれというか?
自由がなくなることと、
きっと私に迷惑をかけたくないのもあったのでしょう。

何かあってからでは遅いと、
姉に相談して、家族会議を開き、
姉夫婦に説得してもらおうと頼むも、
危機感のない義理兄は、
本人が許さない限りは仕方ないという見解にて、
父はそのことから逃げてしまい、
免許証剥奪に失敗してしまいました。



しかしそれから間も無く、
神さまの仕業?それとも助けか?🤔🤔🤔
父がいつもの囲碁の会場(小学校内のコミュニティセンター)
から帰るときに校内で自損事故。


いつも車を停めるところが、学校の行事で空いてなくて、
奥の方に止めていて、帰るときにバックができなかったので、
ギアを切り替え切り替えで、
やっと前進出来ると思った矢先に、
やはりオートマチックの怖さですガーンガーンガーン
ブレーキとアクセル間違えて、
突進!!!


花壇の花木のお陰でぶつかり止まり、
その衝撃でエアバックが出てきて我に帰った父は、
いきなり今度はギアをバックに。
すると今度は後ろの体育館の雨樋にぶつかり。
車は大破。←少しオーバーかな?


父は外傷は一見なくも、
一応念のための救急車搬送。


救急車からの連絡に、私の方が心臓止まりそう!
本人の声聞いてホッとしました。
救急隊員に誰も巻き込まなかったことも
確認できて少し安堵でした。


それから時間が経つと、
やはり右肩が上がらなくなり、二週間ほど入院。


流石に、
この事故で自ら免許証返納に心が傾いたという
経緯あり。


ちょっと可哀想でしたがね。
母が亡くなり一年忌の時は病院からの出席でした。


これはきっと母が仕組んでくれたことかな?
と私はふと思いました。


しかし、新車は大破でしたが、
命に別状なく、人も巻き込まず、
ちょっとした物損で終わり、謝罪に行くも
学校側もお咎め全くなしでした。


ちゃんと十分な保険にも入っていたので、
現場に私が後で行った時は、
レスキューもすぐに来て処理もしっかり終わってました。


実はここの小学校は高台の上にあり、
花壇の木がなければフェンスの下は絶壁〜〜(驚)
本当に、命救われました。

何より、
小学校の校内裏でしたから、、、
生徒さんを巻き込まなくて良かったと思うばかりでした。

この高齢者の運転問題は、
田舎にいると難しいことですが、
私としては、やはり命に代わるものはないので、
なるべく早めの免許証返納が良いかと
思う今日この頃のニュースばかりですね。


しかし、しかし、
父の認知症は、明らかにこの事故、
この免許証返納がきっかけに
また進みました。


囲碁が大好きだった父も、
車の運転ができなくなったことで
囲碁をする回数も減り〜〜
時間をもてあそぶようになったのです。



そのもてあそぶ時間のおかげて、
酒量も増え、自ら外出することが徐々に減りました。


*父がICUに入っているときに、
久々に、ご近所にあるコンビニに行くと、
いつもの店員の方が、
『最近お父様、お見えにならないですね。』
と言われ。


理由を話すと、、、
なんと1日に一度ならず、風邪をひいている時も
日に何度もビールやワンカップ大関を買いに
来ていたそうです。


それは、悪くなるはずですプンプン
風邪薬も飲んでますからねチューびっくり


一日に一度と本人は言ってましたが、、、プンプン爆笑

本人隠してるつもりでも、
空き缶、空き瓶がたまりますから。
それに冷蔵庫の中からビールの減り方が半端ない。


この頃は、私がいないと、
朝?昼間っからビールを飲んだりしてました。



そして、
10数年前から飲んでいる睡眠剤?精神安定剤?
のディパスに依存するばかりでした。



極力、仕事の合間に、
私も父の囲碁の送り迎えをするのですが、
いつも「行く!行かない!」の優柔不断さに、
日々振り回されて私も困りました。


朝は、
「今日は気分が悪いから行かない」
と言ってたのが、
お昼ご飯食べたら、そわそわして着替えして、
朝言っていたことは忘れたのか?
行く準備をして私を促すのです。

これには本当にいつも参りました。
こちらも予定があるのでショボーン


しかし、
足腰はとても丈夫で、
私がいないときにじっとしてる人ではないので、
庭仕事や何か気になることがあって、
はしごを持ち出して落ちたりして、
私の知らないところでちょっとした怪我をすることも。

それでも骨が折れることもなく、
頑丈な筋骨の体を持つ父。
恐るべしでした。


背筋もピンとしてしっかりとした足取りで歩き、
母が生きている時から、ゴミ担当でしたから、
習慣のようにゴミのことは毎日ちゃんと?
(父の中での決まりの範囲で)
やってくれてました。


朝も早く起きて、
生活のリズムは、一見しっかりしていたようでした。


あのICUの騒ぎも嘘のように、、、爆笑音譜音譜


しかし、
夜中はとにかく何度も台所に来ては、、、
冷蔵庫を開けて何か食べあさり、


電子レンジをチンチンおーっ!おーっ!おーっ!


ワンカップ大関を隠し飲み。
バレバレなのに😆😆😆


昔はお酒、宮崎に来てからは焼酎に変えてたのに、
またなぜか?今頃になってお酒が復活。


とにかく晩年になってからというもの、
母のいない寂しさの癒しでもあるのか?
余計にアルコール依存、薬依存💊


しかし、わたしの念願であった
全ての薬が排除されたこの一年。
特にディパスという精神薬!!!


(病院に入院したことで、
全ての薬の見直しがあり、家のようにわがまま効かず。
あんなに依存していたのに、
いつのまにかディパスのことは忘れてしまった模様)


やったー!!!ニコニコ

小倉謙さんとの誕生日が同じというFacebookでの
出会いにより、
精神薬の恐ろしさ、副作用を知ってしまったから。


小倉さんの情報はこのYouTubeで、
ちょっと過激なところもありますがご参考まで。
       ↓↓↓


あれから一年
88歳の米寿も元気に迎えることができ、
日々できなくなることは増えてはいたものの。


やはり刻々と、、、
その日は私の限界とともに、
近づいていたのです。。。


長年飲んできたディパスの後遺症で、
お腹が空くとムカムカして、
「胃が痛い!胃が痛い!」の連発!!!!!



これはもう10年以上来の恒例。
それを騙し騙しやり過ごさせてきた。


しかし、お金を持たせるとお酒と胃薬の乱用。


お金でのトラブルも多くなる。


一難去ったらまた一難。
今度は今年に入り、
腰が痛い、腰が痛いと言い出して、
整形外科や、担当医の元へいくも、
どこも特に異常なし。



年齢的なものであると言われても、
本人は納得いかず。
痛い痛いと訴えるも、囲碁をしてる時は忘れてるプンプン


あげくに、
自分でぎっくり腰だと病名をつけて湿布を欲しがる。

*湿布の乱用も要注意です。


ぎっくり腰なら動けないはずだが、
痛い割にはじっとはしていない。(笑)


本当に嫌んなっちゃう笑い泣きショボーン



そしてこの二月中旬より、
築27年の父の家も水回りの漏洩が起こり、
この際だからと台所中心にリフォームすることに!


このこともまた、父の認知症を加速させてしまったようです。


*母がマメでとても綺麗好きでしたから、
一見まだ綺麗ですが、中は錆が出ていて、
水道漏れが流し台の下に起こっていました。
これを機会に対面式キッチンへ。


自分の部屋と台所が一番の居場所であった父。
その憩いの場所に1ヶ月も入れなかったことで、
いろんな父の新たな様子がわかり、
それに伴う家族内の紛争勃発!!!!!


しかし、このことでいろんなことがわかり、
家族の一致団結のが生まれたのです。


では、また続きます。


一呼吸照れ