“ワクワク感”満載の“真剣勝負” 小林裕介×笠間淳対談
テレビ東京系6局ネットで放送中のテレビアニメ「ガンダムビルドダイバーズ」。ロボットアニメの金字塔「機動戦士ガンダム」から生まれた“ガンプラ”で戦い合う、架空のオンラインゲーム「ガンプラバトル・ネクサスオンライン(GBN)」で、頂点を目指してしのぎを削るダイバー(プレイヤー)たちの激闘を描く物語だ。今回は、新米ダイバーとして「GBN」の世界に飛び込んだ主人公ミカミ・リクを演じる小林裕介と、リクの目標である「GBN」チャンピオンの称号を持つクジョウ・キョウヤを演じる笠間淳に、収録の舞台裏や作品の魅力を聞いた。
――最初に、ご自身が演じている役の第一印象は、どのようなものでしたか。
小林:オーディションでキャラ表を拝見したときの第一印象は「僕の好きな顔だ」でした。リクは、僕が子どもの頃に見てきたアニメの主人公たちを思わせる顔立ちをしているんです。こういう元気なキャラクターを演じたくて声優になったんだ、という初心を思い出しました。ストーリーが進むにつれて、ガンプラに対するひたむきな思いが表れてくるのですが、僕自身リクと同年代の頃は、なにごとも熱中したら止まらないようなところがあったので、自分と重ね合わせることができました。ちなみに、マネージャーが言うには「まゆ毛が似ている」そうです(笑)。
笠間:確かに(笑)。僕がオーディションでキャラ表を見たときに感じたのは、「凄くカッコイイキャラだ!!」ということと、「これはオーディションでのライバルが錚々たる方々になるぞ!!」ということでした。絶対にキョウヤを演じたい!!ならば僕ならではの何かを提示できなければいけない!と感じました。そう考えた時に、キョウヤのかっこよさだけではなく、面倒見のいい温かさと、ガンプラへの熱い情熱を表現したいと強く思いました。個人の実力や資質だけでなく、フォースの仲間たちの存在に支えられてのクジョウ・キョウヤだと思ったんです。僕自身も、声優仲間やスタッフのみなさんと切磋琢磨していく中で、声優として成立しているんだという思いがあるので、そこで勝負がしたいと考えてオーディションに臨みました。
――リクとキョウヤは、第3話で本格的な出会いを果たしました。小林さんと笠間さん、共演しての手応えはいかがですか。
笠間:僕は心の底から楽しいです。僕は常々イメージだけでお芝居をしたくないと思っていますが、小林くんが、今まさにそこにいるリクとしてお芝居をぶつけてきてくれるので、僕もキョウヤとして自然に接することができます。小林くんには、本当に感謝しています。
小林:(照れながら)僕は、「プロローグ」のアフレコに参加した時に、この座組みのすばらしさに感動してしまいました。僕とユッキー(役の藤原夏海)は、ほんのわずかな出番だったのですが、笠間さん率いるフォース「AVALON」の面々、ロンメル役の速水奨さんのお芝居が「これは絶対に、いい作品になる」と思わせてくれる収録でした。そしてそれは、リクがキョウヤと出会った第3話で確信に変わりました。「GBN」に対するキョウヤの深い愛情が、心に響いてくるんですよ。それは、笠間さんの心の中に、キョウヤに通じるものがあるからなのだと思います。リクのまっすぐな思いを、包み込むように受け入れてくれるキョウヤとのかけ合いは、本当に心地よかったです。
笠間:第3話で“トランザム”について思い悩むリクとのやり取りが、特に印象的でした。僕自身がキョウヤとして、リクにぶつかっていけたという手応えを感じたシーンです。自分の言葉としてセリフを表現でき、小林裕介という役者との信頼関係も、同時に築くことができたと思っています。
小林:実は「プロローグ」の収録の後に、笠間さんとお酒を飲みに行ったんです。笠間さんに対しては、最初は敬語を使っていたのですが、そこで意気投合してタメ口になりました(笑)。そこで、距離感を詰められたことでの第3話なのかなと思っています。「プロローグ」は、そういった意味でも、大きな意義のある収録でしたね。
――先行公開された「プロローグ」は、キョウヤが「GBN」チャンピオンとして、速水奨さん演じるロンメルと、トッププレイヤー同士の白熱したバトルを展開するエピソードでしたね。
笠間:僕個人としては、速水さんの胸を借りるつもりで、思いっきりぶつかりたいなと。一方でキョウヤはチャンピオンですから、全力で演じることで“青臭さ”が出ないように心がけることも必要でした。絶えず自分を律しながら必死だったので、「プロローグ」の収録本番のことは、よく覚えていないんですよ(苦笑)。
小林:僕も役者ですから、共演者のみなさんのお芝居から、いいところを取り入れていきたいと常々思っているのですが、速水さんのお芝居にはただただ圧倒されるばかりで、いち視聴者みたいになってしまいますね。お芝居に “年月を感じる”んですよね。言葉ひとつひとつに重みがある。これから先には、リクがロンメルと出会う展開もあるのですが、収録時は身が引き締まりました(苦笑)。
――話は変わりますが、出演に際して、事前に「ガンダム」シリーズの作品を見たり、ガンプラを作ったりはされましたか。
小林:実は、リク役に決まったというご連絡を受けてから、「プロローグ」の収録までに数日しかなかったので、事前の準備はできませんでした。僕はリクと同じように、ほとんどガンプラを作ったことがなかったので、このまま、まっさらな状態で収録に臨んだほうがいいのかなと。4月8日にガンダムベース東京でのイベントに出演することは決まった時には、本当にリクと同じシチュエーションを体験できると思って、ワクワクしていました。






