トイレから戻ったコムギを待っていたのは、無残にも真っ二つになった鉛筆でした。
モン太が笑顔で貸してくれた、あのピカピカの鉛筆です。
「……えっ、大変だ!!」
コムギの叫びが教室に響き渡ります。
つい数分前まで机の真ん中に鎮座していたはずの鉛筆が、なぜかポッキリ。
コムギは冷や汗をダラダラ流しながら、辺りをキョロキョロと見回しました。
「犯人は誰だ……?窓から吹き込んだ強い風の仕業?
それとも、僕の机に潜む透明人間のしわざ!?」
パニックになったコムギの頭の中では、ありえない推理がグルグルと駆け巡ります。
隣の席のモン太はまだ席を外しているようです。
このままでは、戻ってきたモン太に「コムギくんが壊したんだ」と思われてしまうかもしれません。
「わ、僕はやってないよ!でも、証拠がない!」
コムギは折れた鉛筆を前に、まるで名探偵(迷探偵?)のように震えながら立ち尽くします。
涙目で散らばった芯の破片を見つめるもち助。
果たして、モン太が戻ってくる前にこの謎は解けるのでしょうか。

