二度目の出張旅行の計画を立てた。






予定日の2日ほど前から 私は風邪をひいてしまった。



熱はなく、そういったダルさはなかったんだけど



とにかく喉が痛くてたまらなかった。



普通なら 旅行も断るところなんだろうけど



一人暮らしで体調を崩すと、とてつもなく人恋しくなるのよね。。。(´ω`。)グスン



なので、それまでは敢えて言わず 行く事にした。








当日。



相変わらず喉の痛みは治らず、更には生 理も重なるという最悪のコンディション(-д-;)



よってテンションは全く上がらず・・・





「美味しいモノをいっぱい食べよう!!」




と言っていたのに、そんな体調で食べれるわけもなく




「(少食なんて)オマエらしくない・・・(・ε・`*)」




と言われながらも無理して食べ、早々にホテルへ戻った。













ソファで少しイチャついてると



高野さんが私を抱きしめ、





「オマエ 生 理やからできひんなぁ~・・・」




と言ってきた。




ここだ!! と思い、





「ていうか、生 理じゃなくても もうせーへん・・・」




と言った。



高野さんは一瞬驚いた様子で 一度体を私から離したんだけど




「えぇ~なんでぇ~~?」




と言いながら もう一度抱きついてきた。



まるで、今から言う理由を 面と向かって聞きたくないという感じで。




私は、抱きしめられながら 思っている事を全て話した。(→ 『気持ちの変化』




すると高野さんは・・・








「うん・・、わかった・・・。」




と、少し残念そうに言った。




















その晩。




二人 ベッドで横になっている時




高野さんが私に覆いかぶさってきた・・・






「ほんまにオマエともうできんの・・・?」








私は





「うん・・・・。できん・・・・・・・。」








「・・・・・・・・。キスは?していい・・・?」







私は小さく頷いた・・・。










でも高野さんは私にキスをする事もなく、こう言った。






「俺わからん・・。キスは良くて えっちはアカンって、俺にとったら何が違うんかわからん。


俺はオマエとおったら抱きたいって思う。キスをしたら もっとその気持ちが強くなる。


でも、オマエがそれで罪悪感を感じるんだったら 俺はもうオマエに会わん方がええんかもしれん・・・。


・・・・オマエはどう思う?」















”キスは良くて えっちはダメ”




そりゃ理不尽だわな・・・。



それはわかってるんだけど、私の中では”最後までする”というのはすごく大きなこと。



極端に言えば、キスは好きじゃない人とでもできる。(もちろん相手にもよる)



そういう意味で 出た言葉だった・・・。



高野さんに問われて、私はすごく考えた。




”じゃぁ、キスもしないと言えばいいのか・・・”



高野さんとキス・・・できなくなるのは嫌だな。。。



”会わない方がいいのかもしれない”



それは・・・・嫌。。。



わかってくれないような人だったら 諦める・・・



そう決めたのに。。。



一緒にいたいよ・・・





でも・・・・



あの罪悪感を感じながら付き合うのは できない。。。








自分勝手な思いを高野さんに伝えれず



しばらく沈黙を続けていると





「オマエが思ってる事、素直に言ってくれていいよ。


もしかしたら 明日になったらその気持ちが変わってるかもしれん。


だから、”今”思ってる事 言うてみ?」









「やっぱり・・・・えっちはできん・・・。





でも・・・





一緒にいたい・・・。」
















高野さんは微笑み、頭を撫でながら




「そっか。わかった・・・。」




と言い、私を強く抱きしめ 「わがままやなぁ」 と笑った。





そして





「俺が我慢したらいいだけの話やな。大丈夫、俺はオマエを嫌いになったりせーへんから。


できるだけ一緒にいような。」




と言って、いっぱいキスをした。









高野さんが愛しい・・・




ずっと一緒にいたい・・・




徐々に そう思い始めた。