高野さんと沖縄料理を食べた日からしばらくは 特に何も進展はなかった。



でも 徐々にメールのやりとりをするようになり、少しずつ増えていった。



一度、ランチにも二人で行った。





その頃から




もしかして高野さん・・・、私に好意を持ってくれてるのかな・・・?





と思うようになった。



でも その反面、




あの高野さんだし・・・。 私みたいな女性はタイプじゃないんじゃないかな・・・。




とも思っていた。


この頃には 高野さんに対する見方は初めの頃と比べて随分変わったけれど、


やっぱり ”夜の匂いのする人”だったので、どちらかというと


派手な女性が好みじゃないかな・・・?という考えは拭えなかった。











ある日の晩 高野さんからメールが届いた。





手紙  「今度 休みを取って、前の晩に飲みに行きませんか?」







ここ最近、私は少しお酒を飲むようになっていた。


決して 好きではないけど、仕事の付き合いでも飲めるように少しずつ練習していた。


そんな最中だったので、慣れる為にも・・・と思い 誘いを受けた。














行ったのは韓国料理屋。


いつものように楽しく話しながらご飯を食べ、お酒も飲んだ。



そして・・・



あれはたしか 恋愛の話をしていた時だと思う。



私が




「恋したいなぁ~~」





なんて言っていると 高野さんが




「オレ オマエの事 好きやで」




と サラッと言った。




一瞬 「えっ!?Σ(゚Д゚;o)」  と言いそうになったんだけど、ここは動揺してはダメだ!と瞬時に思い、




「マジですか(・∀・) ほんなら高野さん、私に恋してるんですね~www」




と 冗談にもとれるような言い方をした。



すると高野さんは





「恋なぁ・・・。 恋・・・・・・してるんかもなぁ。。  正直オレ オマエの事ばっかり考えてるもん・・・。」









完全に動揺した(∀・;)オドオド(;・∀)




うそん! やっぱり!?



えっ でも私 そんなに派手じゃないで!?



いや、待って。 嘘か??



いやいや、嘘のようには聞こえへん!



でも笑いながら言うてるし・・・





一人脳内会話・・・わずか1秒未満。







とっさに口から出たのは・・・





「マ~ジですかぁ~(*´∀`)クスクス    ありがとうございま~~~~す(*´∀`*)」









それが精一杯だった・・・。





何度も言ってるけど



高野さんといると、本当にすごく楽しい。



何より ありのままの自分をさらけ出せるのが心地よくて仕方がない。



高野さんの事は好き。



でもそれは LOVEではない。 LIKE。



人として、人生の先輩として、いろいろ共感し合える友達のような存在。



気の合う友達って なかなかできるもんじゃないと私は思う。



だから 高野さんとの関係は壊したくなくて ハッキリ断る事もできなかった・・・。













でも その後 気まずくなる事もなく、またいつものノリで話をした。




最近 お酒を飲み始めてから今までの最高は 2杯半 が限界だった。



だから今日は 3杯飲もうね。と高野さんと約束していた。



しっかり3杯飲んで、それでも私は余裕だった。










そろそろ店を出ようか・・・ということになり店を後にした。







全くシラフな自分がちょっと嬉しかった。



お酒強くなってるや~~~ん((*´∀`))






しかしここから 怒涛のハシゴ酒が始まるのだった・・・。