皆様、体調はいかがですか?
このところ、天候の変化が目まぐるしくて、急に雨が降ったり、ものすごく強い風が吹いたりしていました。
つい3日ほど前のことですが、強風で電車が止まったり、運転速度を落として運行しているような状態でした。数分歩いて駅に向かうだけなのに、本当に吹き飛ばされそうなほど大変な強風の中を歩いたのです。最近の私の身に起こった信じられないほど大変な出来事でした(笑)
さて、今日から新しいテーマを作りました。
それが、「龍岡弥生のセレンデピティ」です。
シンクロニシティとセレンでピティでは、似ているようで、ちょっと違っています。
シンクロニシティとは、ユングが提唱した概念「意味のある偶然一致」を差したもので、日本語で”共時性”と訳されているものです。スピリチュアルでは、人間では計り知れない”偉大な何か”からやってくる情報とも言われています。シンクロニシティは、いわば、虫の知らせのようなものなのです。
それに対し、セレンデピティとは、「偶然から何かを発見すること」です。
セレンデピティは、もともと科学の世界で使われていました。
万有引力の発見は、ニュートンがリンゴが落ちるのを見たのがきっかけでしたし、
私たちが普段便利に使っている文房具のポストイットも粘着力の弱い失敗作の接着剤から生まれたものです。
偶然によって生じる幸運な出来事や新たな発見が、セレンデピティなのです。
シンクロニシティが引き寄せられた偶然(単なる現象)を指すのに対し、セレンデピティは、偶然から何かを発見するとともに、その発見を引き寄せる能力をも指すものです。
言い換えると、セレンディピティは、シンクロニシティから何かを発見する能力であり、自分が望むシンクロニシティを引き寄せて、それを自分が望む通りに、あるいは、それ以上に素晴らしいものを発見して実現させていく能力(あるいは実体化させていく能力)とも言えます。
世紀の大発見!!
まるで魔法!!
と思った方、ちょっと待ってください。
これには、続きがあります。
セレンディピティを起こし続けるには、レジリエンス(resilience)が必要なのです。
レジリエンスとは、困難を乗り越え、回復する能力です。
つまり、失敗しても起き上がり、ダメージを受けても復元することができ、どんなに辛い状況が続いても跳ね返すほどの強い精神力を持って挑むことができるかどうかなのです。
もしかしたら、そんなの難しい、とても自分にはできないと思った方もいらっしゃるかもしれません。
誰でも気づかず無意識でやっていることが、ひとつやふたつはあるものです。早起きすることや仕事に行くこともさえも当たり前と思っているでしょう?
早朝起きして仕事に行くことも、お風呂に入ったり、ご飯を食べることも毎日気づかず普通にやっている大切なことです。
セレンデピティは、大切なものの中に存在しています。
日々の生活を些細で当たり前な出来事として終わらせず、その中からたくさんのセレンディピティを見つけていってください。
written by 龍岡弥生
明日も素敵な1日を!
感謝を込めて