勉強をしている学生も、働いている社会人も。
最も集中している時間がいつで、最も集中できていない時間がいつなのか。
知りたくなると思います。
感覚値ではなく、科学的にどうなのかを知りたいですよね。
実際に調べた研究があります。
人がどれくらい覚醒しているかをはかるためにポイントとなるのは「オレキシン」という物質です。
この物質の量が多いと、覚醒レベルが高い(眠気が少なく、頭が冴えている状態)となるのです。
実際に、複数の被験者から日中のオレキシンの分泌量を計り、平均値をグラフ化したものが以下になります。
朝、起床してから徐所に覚醒レベルがあがり、また、夜の時間から下がることがわかります。
ここで気になるのが、3時過ぎくらいの時間帯。
突如、覚醒レベルが下がっていることがわかりますね。
これはいわゆる「昼食後に来る眠気」によって覚醒レベルが下がっているのだそうです。
食事をとると血糖値が上がり、これによって意識を覚醒させる「オレキシン」の活動が鈍くなるため、
脳の覚醒レベルが下がります。
食後に眠くなって、集中できなくなる理由はこれだったんですね。
何か集中してやらなければいけないことは、
午前中か、午後7時以降にやるようにしましょう。