東京の玉川学園中・高等部は開校当初から、音楽の授業に合唱を積極的に取り入れていた。
1936年、東北公演で秋田を訪れたとき、玉川学園は合唱を披露した。そのお礼にと秋田は民謡を歌い上げた。

 

その後、金足(かなあし)西小学校の中道教員が、

 

♪春になれば~~♪どじょっこだの~~と、ユーモアタップリに歌った。

 

この歌は面白いと、玉川学園の(故)岡本敏明教員は、即座に採譜しメロディーを編曲しました。それが、合唱曲となったのです。
詩は、豊口清志氏が受験で秋田に来たときに、原曲を何人かの前で歌ったといいます。

 

発祥の学校、秋田市立金足西小学校です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

道端に咲いていた椿。

 

 

 

 

1番 
春になれば すがこもとけて
どじょっこだの ふなっこだの
夜が明けたと 思うべな
 
2番
夏になれば わらしこ泳ぎ
どじょっこだの ふなっこだの
鬼っこ来たなと 思うべな
 
3番
秋になれば 木の葉こ落ちて
どじょっこだの ふなっこだの
船っこ来たなと 思うべな
 
4番
冬になれば すがこもはって  
どじょっこだの ふなっこだの
てんじょこはったと 思うべな
 

1番
春になると 氷もとけて
ドジョウとか鮒とか
夜が明けたと思うだろう
 
2番
夏になれば 子どもたちが泳ぎ
ドジョウとか鮒とか
鬼が来たなと 思うだろう
 
3番
秋になれば 木の葉っぱも落ちて
ドジョウとか鮒とか
船が来たかと 思うだろう
 
4番
冬になれば 氷も張って
ドジョウとか鮒とか
天井が張ったと 思うだろう
 
と言うような意味です。
 
私が撮影に行くと「どうぞ、こちらが歌碑です。全国からよく取材がありますよ」と、親切に案内してくれました。

 

この曲の旋律や歌詞に、とても似通ったものが全国、特に東北地方に多いです。
ですから我が町・村の曲と言われます。一度聞いたら忘れられないこの曲。勿論、人が作りましたが、むしろ田畑・山などから自然発生した曲にさえ感じられます。
ただ、ひとつ歌詞のなかに、「~ ~こ ~こ」とあります。言葉の終わりに「こ」を付ける秋田の方言。そんなことから考えると・・秋田が発祥かな・・・と思っております。まあ、どちらで生まれようとも、素朴にして土から生まれたようなこの歌。どなたも一度は口ずさんだ名曲です。
 
尚、合唱はYouTubeで聴くことが出来ます。↓

https://www.youtube.com/watch?v=5qEbN4Kix70

 

 

はい、ドジョウ&フナ

 

 

 

撮影機種は、ソニーα6000 ズーム55・210

 

拙著です。

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