ブログネタ:今まで出会ったひどい酔っ払い
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今から少しと少し前のことです。
四人で一つのボックス電車に乗ったとき、ボクの斜め向かいのボックスにひどい酔っ払いが居た。その隣の三十代前半とおぼしき女性に盛んに話しかけ、ほれ煎餅だ、駅弁だ、お茶だ、としつこく話しかけている。
女性は、「結構です」「お腹いっぱいなので」と何とか振り払おうと懸命です。
と、今風にいえばナンパです。
ボクは、見かねて「こちらの方が、断ってますから、無理強いはしない方がいいですよ」と言ったら「何っ、俺は酒飲んでるっと。お前は酒飲んで無いっと、俺に何を言ってる、酒飲みは、偉いんだぞ!」「うっ?」(酒飲みが偉いとは、初めて聞く)。
目を剥くが何処やら凄みに欠ける酔っ払いさん。
「貴女は、ボクの席に座って下さい」女性が「えっ、本当に良いんですか?」「大丈夫ですよ」。
女性とボクは席を交換し、酔っ払いさんの隣にボクが座りました。
「くそっ、面白くねぇ、お前らデキてんのか」の捨て台詞。
少し静になったと思ったら、酔っ払いさんの居眠りが始まりました。
この酔っ払いさん、何処で降りるんだろうと考えていたら、スタスタ歩んできた三ボックスほど離れた女性が、「この人、酒癖が悪いんだ。○○村の△△さんだ」と言った。
「○○村なら、次の次ぎで降りないといけないですね」「うん、うん」
そして、何とか起こし、目出度く下車。
電車が酔っ払いさんを通過するとき、ニコニコ顔でボクに手を振った。
車内の方々も思わず、笑いました。
この酔っ払いさん、どこやら憎めない方でした。