ブログネタ:好きな時代
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江戸中期。
そして、近松門左衛門に会いたい。
近松門左衛門の浄瑠璃は100くらいあるといわれている。
『曽根崎心中』『曾我兄弟の仇討ち』を観て、そこで、義理人情の町人社会で暮らす。
この時代の将軍は、五代徳川綱吉です。
『曽根崎心中』
浄瑠璃の名演目ですね。
遊女、お初と手代(番頭)徳兵衛は、深い愛情を持つなかでした。
徳兵衛の継母に、今でいう上司が姪と結婚するようにと持参金を渡したのです。
ところが、徳兵衛は友人に言葉巧みに、その持参金を取られてしまい絶体絶命の窮地に追い詰められた。
思いあまった、お初と徳兵衛は曾根崎の森で心中したという内容です。
曾根崎は、現在の大阪の曽根崎にある露天神社。通称・お初天神。
近松の有名な文章、
「この世の名残、夜も名残、死にに行く身をたとふれば、あだしが原の道の霜、一足づつに 消えて行く、夢の夢こそあはれなれ。あれ数ふれば暁の、七つの時が六つ鳴りて、残る一つが今生の、鐘の響きの聞き納め、寂滅為楽と響くなりー」。
名作中の名作です。
最近では、角田光代氏、井上勝志氏が『曾根崎心中』を扱った本を著しています。