(更に、続きです)
13:45 関田峠
ここからが、セクション5。
またしても雨が ・・・ 。
キャンプ場までの下りは、苔でツルツルなんでちょっと危険。
14:24 光ヶ原高原キャンプ場
光ヶ原ビジターセンターは、「グリーンパル光原荘」が運営していて「光ヶ原キャンプ場」の受付もコチラになります。
1階には休憩所もあり、食堂も併設しています。
市の職員のOBの方が交代で泊まり込みの管理をしているとのことで、慣れない手付きで職員の方(以下、エル・ラモンさん)が、受付を済ませてくれました。
雨でもテン泊の予定だったんですが、サンチョ・パンサさんが利用すると云っていた素泊まりが、たったの2300円。
なんと、バンガローより安いんです。
サンチョ・パンサさんが素泊まりで利用すると云ってた話しをすると、イズマエルさんも素泊まりしようかな?と乗り気な様子。
まるで、映画「星の旅人たち」の様な展開じゃないですか?
と云うことで、まさかの素泊まり。
この内容で、この値段なら納得です。
夕食は、白いご飯に、おかか昆布。
そして、食べるもずくスープとマルタイ棒ラーメン。
徐々に質素に ・・・ 。
南下ルートの青年(以下、ジャックさん)はテン泊なんだけど、無料休憩所でテレビを観てたりしてました。
ジャックさんと同じルートで南下しているハイカーで、まだ到着していない人がいるなんて話しになったんですが、
コッチも、サンチョパンサさんがまだ来てないんですヨ。
エル・ラモンさんの話しでは、雨でキャンセルになった人もいたみたいでした。
たぶんサンチョ・パンサさんも、筒方峠でビバークしてた人の辺りで心が折れたのかな?
4日目の野々海キャンプ場で、アドレス交換しようと思っていたのんですけどね。
(>_<) 残念です。
標 高:鍋倉山(1288.0m)
C T:約10時間10分
2014年08月16日(土)
信越トレイルスルーハイク4日目です。
朝食は、切り干し大根、オクラ、ウインナーを炒めて、キッコーマンの「からめる具麺ソース ごま肉味噌 うどんの素」をかけて戴きます。
アルミホイルにくるんでおいて、食べきれない分はそのまま簡易お弁当に。
これが正解でした。
ロングトレイルの場合、東屋や山小屋がないので、雨天時も調理の為に雨風を避ける場所がないんです。
03:00 くらいむおん
この時間の出発なのに、エル・ラモンさんがお見送りしてくれました。
スタートから雨が。
4日目は、特に雨が強かったので、写真は殆どなしです。
公式マップは、雨に濡れるとグシャグシャになってしまうのでビジターセンター「光原荘」にあった上越市発行の「信越トレイルを歩く」を貰ってきました。
仏ヶ峰から天水山までのルートが1枚のマップになってるんで、これで充分。
04:15 梨平峠
当然まだまだ、真っ暗。
下りが滑るんで、意外とキツかった。
北上ルートの方が、標高を下げてくから楽だと云う人もいるけど、悪天候を考えたら一概にそうとも云いきれないかな?
この日は、5時をすぎるまで暗かったです。
05:54 牧峠
下りが長すぎて、ペースも上がりません。
牧峠は、信越トレイルのルート上で、最も標高の低い峠なんだとか。
06:54 花立山
07:50 宇津ノ俣峠
ここで公式マップの2が終了。
幻の池は、何故に幻なんでしょうねぇ~?
この辺りのブナは、とても大きかった。
10:27 伏野峠
クーラーボックスのエイドステーションがありました。
まさにトレイルマジック!!
ここから、更に雷雨に。
ロープのある場所も出てきて、苦戦しました。
そして、セクション5が終了。
11:23 須川峠
トレランの男女とすれ違いました。
たぶん、峠に車を置いて、車中泊を繰り返しながらスルーハイクしてるっぽい感じでした。
ここで、軽くランチに。
傘で雨を凌いでの調理。
こんな時は、簡易的に張れる小さいターフが欲しいと思ってしまいます。
13:44 野々海峠
14:35 深坂峠手前分岐
14:57 野々海キャンプ場
テントを設営する時だけ、晴れたのが救いでした。
テン場は、ちょっと不衛生かなー?
赤池の無料サイトが良かっただけに、コチラも期待したんですが ・・・ 。
施設は、たくさんあるんですが、何れも使えないんです。
夕食は、コンビーフで増量したフリーズドライの麻婆茄子です。
標 高:花立山(1069.0m)
C T:約9時間00分
2014年08月17日(日)
信越トレイル5日目(最終日)。
結局、テントは自分1張りだけでした。
「ロングトレイルは、お金と時間。お金はあるけど、時間が ・・・ 」と云っていたイズマエルさんも、とうとう野々海キャンプ場までは到達できなかったみたいです。
04:55 起床
朝食は、おかか昆布とオクラ入りマルタイ棒ラーメン。
揚げなす味噌汁に、グリコ鍋物屋さんのかにぞうすいの素で、おこげ入り雑炊。
アルファ米の白米を6Pと、マルタイ棒ラーメンを2袋持ってきて、白米2Pとラーメン1食分が残る結果に。
06:45 くらいむおん
07:05 深坂峠
空身で天水山PHに来たと云うおじさんもいました。
07:32 三方岳
眼下の雲海まるで日本海まで続くようでした。
素敵ですね~♪
08:39 天水山
ここで、セクション6が終了。
そして、信越トレイル全線踏破です。
お疲れさまでした、俺。
感動のフィナーレと云うと陳腐な表現かも知れませんが、全くその通りでした。
テント泊の縦走って「キツイ」とか「重い」云う理由で避ける人も多いですが、ホントに縦走しないのはもったいないと感じました。
山頂から見える、まだ登ったことのない山々を眺めながら「次は何処に行こうかな?」と、また期待も新たに広がります。
信越トレイルは終わりですが、まだ森宮野原駅までの長いアップダウンが待っています。
傾斜角70~80度くらいの泥の急坂では、滑って滑って最後にコレかよーッ!!と泣きが入ります。
ロングトレイルにありがちな、入山禁止の看板も。
10:39 栄村口
11:45 森宮野原駅
お疲れさまでした。
信越トレイル(後編)のセクション5~6は、だいぶ長編になってしまいました。
最後まで、お付きあい戴いて、お疲れさまでした。
そして、ありがとうございます。
標 高:天水山(1088.0m)
C T:約5時間35分
ロングトレイルって ・・・ 、
登山より楽だと思ってたけど、実際に歩いてみると、かなりキツイとスルーハイカーは口を揃えて云うんです。
5日分の食材や3~5リットルの水、そしてテント一式を担いで歩くのは、やはり登山の総合力を試されることになるし。
登山だったら、途中で断念してピークを踏めない人が何割かいる感じだけど、
ロングトレイルは、踏破できる人の方が何割かしかいないのではないか?と思う。
それ故に、登山とはまた違った達成感が得られるからロングトレイルにハマる人もいるんでしょうね。
加藤さんの、どんな想いが信越トレイルに込められてるのか知りたくって、著書を読んでみたくもなりました。
とか云いながら、下山後に「山女日記」の初版本を買ったりとかして ・・・ 。